解決済み
簿記2級 資本金と資本準備金について簿記2級を勉強中です。 株式の発行のところで、 「払い込み金額の2分の1までの金額については、資本金として処理しなくてもいい」 とありますが、なぜわざわざ資本金を資本準備金とわける必要があるのでしょうか。 「処理しなくてもいい」という事は、資本金と資本準備金に分ける事で何か良い事があるからだとは思うのですが。。。 同じく株式のところで、配当金の10分の1を利益準備金として積みたてて、その積み立て限度額が、資本準備金と利益準備金の合計金額が資本金の4分の1までとあって、 それだったら益々分ける必要があるのかわからなくなってしまいました。 ネットで調べたら、資本金は簡単に言うと、「相当な理由が無い限りギリギリまで使っちゃ行けないお金」とありましたが、どうして使っちゃいけないのかもわかりません; 確かに今までの簿記の勉強では(3級)資本金は決算時にしか出てきていませんが…; 3級は取得していますが、会社の事などは社会人の経験も無いため全くの初心者です。 どうかご教示よろしくお願いします。
分けるメリット、お二方の回答で理解しました!! また、bairyokaさんの例、大変わかりやすかったです! でも、株式を発行するのって、活動資金を集める事ですよね。 という事は、株を発行した時だけは資本金を使えるということでしょうか。 それとも、原則は全額資本金とするけど、ほとんどはみんな資本金と資本準備金に分けてて、資本準備金でやりくりするのでしょうか。 追加質問でスミマセン; よろしくお願いします。
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資本金の額で、会社法や金融商品取引法の会社の取り扱い(大会社になるとか)が変わってきて、そうなるといろいろとかかる規制が違うからだと思います。だいたい資本金大きいほうが法人にとってめんどい規制が多いしね。あとは税金でも、資本金いくらまでの会社には控除や特別措置を行うことが出来るなど、資本金の小さい会社のほうが優遇されているのが現状です。(もちろん大企業にも優遇税制はありますが。) だからなるべく資本金の額を大きくしたくないというインセンティブが働きます。よって法が認めたのだと。そして2分の1とか4分の1という数字に根拠は無いそうです。(大学教授も言ってます) あと、資本金とはお金ではなく「額」です。いれものです。中身ではありません。資本金に相当する財産(もちろんお金以外もOK)は常に会社にないといけません。(資本維持の原則)
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資本金というのは、会社にとっては少しわずらわしいものです。 なぜかというと、資本金というのは、非常に拘束力が強く、株主の了承なしには一切取り崩せないものであり、かつ資本金の額が大きいと、法人税法での取り扱いが変わってきます。 例えば資本金1億円以上の会社は、交際費が全額損金に算入されません。つまり、簿記上では費用になっても、法人税法では費用にならず、そのぶん税金が増えるということです。 少し違う視点で資本金を見て見るとしましょう。 仮に、資本金が0円で、資産は現金が100円、負債は買掛金が100円という会社があったとします。 そこから、この会社が買掛金を全額現金で支払ったらどうなるか。 貸借対照表の残高が0円になってしまいます。 つまり、その会社はもう何もできないんです。 では、今度は資産が現金200円、負債が買掛金100円、資本が資本金100円という会社があったとしましょう。 この会社が100円の買掛金を現金で支払ったとしても、貸借対照表では現金と資本金が100円ずつ残ります。 この会社はその100円を元手に引き続き活動をすることが出来ます。 なんとなくお分かり頂けたでしょうか。 資本金というのは、最低限会社に残る資産の額ということになります。 つまり、株主からすれば、資本金の額が大きいほど、安心できるというわけなんです。 会社法は、株主を守るためにできていますから、資本金の拘束力を強くし、株主を守るようにしています。 余談ですが、株主資本には資本金、資本準備金、その他資本剰余金というのがあります。 順番に拘束力が小さくなっていって、その他資本剰余金は株主への配当などで社外へ出て行ってしまうような、すぐになくなってしまう資本です。 準備金を積み立てるのは、上に書いたように株主を守るためです。 補足を拝見致しました。 新株を発行する時は、 (借方) 現金など (貸方) 資本金or資本準備金 と仕訳を切ります。 そして、それを使う時は、 (借方) 費用など (貸方) 現金など としますよね。 つまり資本金を使うというのは少し表現が違うかもしれません。 資本の科目を取り崩すわけではないので。 会社にとって、最も大変なことは(特に中小企業)資金繰りです。 実際の経済では、手元にある現金が一番重要になってきます。 現金があれば、それを人に貸して利息をとることもできるし、従業員に給料を支払うこともできます。 簿記上では、売掛金も資産ですが、売掛金がいくらあっても、従業員に給料を払うことはできません。 ですから、いかに手元の現金を確保するか。 これが重要になってきます。 そのために、銀行から借り入れをしたり、買掛金の支払をできるだけ延ばし、売掛金を早期に回収する、といった努力が必要になってきます。 新株の発行は、その資金繰りのひとつですね。 自分の中では、貸借対照表の負債と純資産は、資産の増加原因というイメージを持っています。 例えば、今現金が100円あるときの、その現金はどうやって手に入れたか。 それを知りたければ、貸方を見れば分かります。 そこに借入金100円とあれば、どこかから借りてきたとわかりますし、資本金100円とあれば株を発行したんだと分かります。 また、負債はいずれ返さなくてはいけないもの、資本は永久に返さなくてよいもの、です。 ただ、資本が増えればそれだけ株主への配当が増えるわけですから、将来的にどちらがいいのかをそのときそのときで会社が判断して、資金繰りの方法を考えるわけです。
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