昔に比べ、基礎学力と常識力のハードルは上がってきています。ありていに言えば、三流大学で一流企業採用は昔以上に難しいということです。 以前であれば、大量採用、大学応募枠、関係各位要請、難易度資格保有、三流大出でも傑出した要素や一芸、など大学ブランド以外の要素により意外性のある学生採用が期待出来たでしょうが、現在ではブランド大学でさえ、大学ブランド以外の要素を学生が身に付けてきたことや、基礎学力や常識力以上のコミュニケーション能力、自己開発力、業界研究、明朗でポジティブな思考など、従来のプライド一辺倒で偏屈頑固な一流大学生の偏向がある意味平均的且つ熟練高度化しているため、如何に三流大学出身で秀でた者であっても相対比較時に傑出したオーラにならない傾向にあると思われます。 よって、一般に言われる体育会系出身は、企業が求める人物像としての要素としては過去に比べて低下していると言わざるを得ませんし、そもそも人と違ったことというものは、ほぼ学生内での思い込みが多く、その多くは特別人と違ったもの、ではないケースが多いです。よほど中学高校時代から追い求めた「何か」を身に付け、エリート社会人レベルの実践能力や知識力を付保するようなものであれば別でしょうが、正直、大学に入ってから就活のために付け焼刃的に行った程度のもの・・・例えば休学して海外青年協力隊経験有り、サークルやクラブで部長、NPOで環境問題、留学経験有り、語学堪能・TOEIC800点、税理士資格2科目合格、程度のものであれば、+α程度の要素でしかなく、採用の決定的要素足りえません。 結局、それらのものは、個人が有する努力、知識力、(潜在)能力、積極性、忍耐力、興味(好奇心)、実務力、コミュニケーション力、ディベート力、企業関連性、等とどれだけ結び付き、尚且つ企業(面接官)が求める人物イメージ・・・面接官がこいつと仕事がしたい、こいつが部下に居れば、と思うかです、アリキタリですが。 その時点で、一流大学ブランド+αがある学生ならば一流企業と縁が有るかも判りませんが、もしも三流大学生であるなら一流企業にコダワリを持つのではなく、より競争力が低い三流企業であれば正社員採用の縁があるかも判りません。 聞き飽きたことでしょうが、企業に入れば出身大学は関係有りませんし、企業内での社員競争は入学試験や大学時の比ではありませんし、もちろん一流大学生が必ずしも仕事が出来るわけでもHRに秀でているわけでもありませんので、企業選択はもちろん、就活が上手くいかないからといって自信喪失する必要もありません。ヒトはヒトであるとともに、企業も企業、です。 貴方が持つ能力を磨くには既に時間も有りませんので、今貴方が持つもの全てをさらけ出し、本当にやりたいものや入社したい企業が見つかっていなくても、広範なターゲットを数社に絞って寝る間も異動時間も惜しんで人より出来る限りの企業研究とヤリタイモノを作って下さい(見つけるのではない)。「見つける」のではなく「作る」ものであっても、知らない事を知っていく事により興味が湧きより貪欲に研究していくモチベーションが出てくるはずです。そしてその努力を自信に変えて(過信ではなく)、如何にそれを言葉で伝達出来るか、積極性を出せるか、明朗快活に話せるか、を向上させてください。最後は情熱しかありません。体育会系や人と違うことというものは所詮小細工でしかないことをお忘れなく。
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