簿記には級がありますが、これはどのような違いでしょうか？

Question

簿記には級がありますが、これはどのような違いでしょうか？

Answer 1

日商簿記検定の級について回答します。

1級 大企業の経理責任者を想定しています。
大学程度の商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を習得。財務諸表規則・企業会計法規・経営管理や経営分析ができること。 したがって、経営者に対して適切な経理アドバイスできる知識が身についている指標になります。

2級 中小企業の経理責任者を想定しています。
商企業および工企業における経理担当者および経理事務員として必要な高校程度の商業簿記および工業簿記に関する知識を有し、かつ高度な実務処理ができる。 工業簿記の原価計算などが含まれることから、産業に関係なく実務ができます。

3級 商店の経理担当者を想定しています。
個人企業における経理担当者または経理補助者として必要な商業簿記に関する知識を有しており、かつ簡易な実務処理ができる。 工業簿記が入っていないので、工業関係の経理としては、不向きですが、補助として仕訳なら大丈夫です。

4級 経理の基本です。就職には効力はありません。
商業簿記の基礎的知識を有しており、かつ初歩的な実務処理ができる。

メインは、 『ウィキペディア（Wikipedia）』から引用していますが、各級の想定内容と簡単な実務を追加しました。