正社員はクビにできる？できない？同じくらいの頻度で正社員は原則クビにできないという意見と正社員でも今時クビになるという意…

Question

正社員はクビにできる？できない？同じくらいの頻度で正社員は原則クビにできないという意見と正社員でも今時クビになるという意見を聞くのですが実際はどうなのでしょう？

Answer 1

解雇するためには相当の理由がいります。
雇用契約は本来労使対等です。使用者が懲戒権を当然のごとく持つのはおかしいという有力な学説があります。その立場からいけば、就業規則で厳格に懲戒解雇事由が定められていなければ懲戒解雇はよほどでないとできないということになります。普通解雇でも、乱発できるのだったら労働者としてはたまったもんじゃありません。やはり事由が就業規則で定められていないと、解雇権の濫用になります。
だから、正社員はなかなかクビにはできません。だから、社内に再教育センターのような施設を設け、問題社員はそこへ送り込んで目標を設定させ、それを達成できなかったときは自ら退職していくように追い込んでいくものです・・・
が、それは大きな会社の場合でしょう。現実には零細企業では普通解雇は珍しいことではないと思います。だからこそ、法令で義務付けられていない退職金を、零細企業でも払うことが多いのです。大きな企業にとっての退職金は後払いの給料かもしれませんが、零細にとっての退職金は後払いの給料ではありません。定年退職者への退職金はたしかに後払いの給料ですが、解雇するときの退職金は・・・手切れ金です。零細企業の経営者からは、はっきり口に出しては言いにくいことですが・・・

Answer 2

正社員は労働基準法で守られているためクビにしづらいだけで、クビにできないわけではありません。
懲戒免職などの理由があればクビにできます。

また、懲戒免職などの理由がなくても、単に「邪魔」という理由でもクビにすることは可能ですが、それはお腹が白い上司がやると胃がキリキリ痛くなるような方法です。

なお、通常のリストラの場合は「会社都合退職」という扱いで、クビとは違います。