解決済み
簿記3級 売上原価について 売上原価の論理がイマイチよく分かりません… 売り上げた時の原価 仕入れた時と決算時でなぜ金額が変わるのでしょうか? 仕訳は分かるのですがそこが理解出来ません。 詳しい方 ぜひ教えて下さい(∋_∈)
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税理士試験科目合格(簿・財)及び日商簿記1級取得者です。他の回答者の方の回答と被る部分もございますがご容赦下さい。 例えば会計期間を4/1~3/31とした場合で損益計算書を作成するとします。 売上高の方は基本的に上記の会計期間内に売り上げた金額(売価単価×個数)ですので、売価単価を一定金額とするならば単純で分かりやすいかと存じます。 で、売上原価の方ですが、(先入先出法を前提とした場合)こちらは前期末からの繰越商品(期首商品棚卸高)に当期商品仕入高が加わり、当期末時点で残存する仕入商品(簡単に申し上げれば売れ残り)を当期末の繰越商品(期末商品棚卸高)とする事で、期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高=売上原価となります。 ですので前期の商品の仕入単価と当期の商品の仕入単価が異なる場合、期首あたりに売り上げた商品の仕入単価は前期の仕入単価、期首商品棚卸高が全部売り捌けた後の仕入単価は当期の仕入単価となります。故に売上原価と当期の仕入原価で差異が生じます。 字面で読んでも分かりにくいかと存じますので、数値を例示して表で示してみましたので下記の数値と添付画像をご覧下さい(@=単価の略号)。 売価単価=@80円 売上個数=100個 前期商品仕入単価=@50円(=期首商品棚卸商品の単価) 期首商品個数=30個 当期商品仕入単価=@48円 当期商品仕入個数=120個 期末商品個数=50個 「期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高=売上原価」の式からすれば図でもご覧頂けます通り売上原価は 1,500+5,760-2,400=4,860円が売上原価となります。 もし売上原価が当期商品仕入高のみで構成されていたとするならば @48円×100個=4,800円が売上原価となります(私が簿記検定を学習していた頃はこの様に後から仕入れた商品を先に販売するといった考え方を「後入先出法」と呼んでおりましたが、新会計基準によりこの「後入先出法」は2010年4月1日以降の会計年度においては廃止されるそうです。あくまで参考程度の話ですので訳が分からなければこの部分はすぐさま忘れて頂いて結構でございます。)。 以上でご理解頂けましたでしょうか。ご参考になれば幸いにございます。
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