解決済み
国家公務員試験一種合格に向けて買うべき憲法や民法の参考書を教えてください。4月から法学部2回ですが、普段の授業だけでは足りないでしょうか?他の分野としては、これでわかる世界史B、地理B、理解しやすい政治・経済、公務員テキストの自然科学を使っています。いつ頃からどのような学習、参考書を使うべきでしょうか?大学の正規の授業とは別に国家一種の講座もありますが、ご指摘お願いします。2/1~4/10ぐらいまで暇なので学習プランのアドバイスください。
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通常の授業では公務員には出ない分野も教えますが(ときにはそんなこと知らなくてもいい議論を延々と教える先生も・・・)、公務員講座では出るところだけをポイントを押さえて教えてもらえます。大学の講義は学問を追求するものですが、公務員講座の授業はそんなものは追求しません。従いまして、足りないというわけではありませんがベクトルが少し異なっているという点をご理解下さい。よって、公務員講座を受講なさるべきと私は考えます。 さて、ご質問の ①憲法・民法の参考書ですが、 <憲法> (a)Wセミナー編「国Ⅰバイブル憲法」(2006・早稲田経営出版) (b)郷原豊茂「決定版 郷原豊茂の憲法まるごと講義生中継」(2007・TAC出版) (a)は憲法の条文別に各論点・判例・過去問の選択肢について解説されている本です。但し現在発売されているかは?なので一度ご自分でWセミナーの校舎まで行って確かめてください。私の大学の本屋には置いてありました。 (b)は著者の講義を本で再現したもので、著者の講義を受けたことがありますが読んでいると記載内容と同じことをしゃべってるなぁという印象を受けました。「地方上級・国家Ⅱ種・国税専門官レベル対応」となっていますが国Ⅰのレベルも問題ありません。また、TAC公務員講座編「公務員Vテキスト憲法」を併用されるとよく理解できると思います。 過去問:「国Ⅰコンプリート憲法」(Wセミナー)→Wセミナーの校舎(今は確かTACが買収したからTACの校舎になるのかな!?)に行けば売られていますし、大学生協でも取り寄せできるはずです。 <民法> (a)Wセミナー編「国Ⅰバイブル民法」(2006・早稲田経営出版) (b)郷原豊茂「郷原豊茂の民法まるごと講義生中継Ⅰ・Ⅱ」(2009・TAC出版) (a)は憲法と同様です。全範囲網羅されています。但し判旨を全て覚えなければなりませんというような記載の印象を受けます。 (b)は家族法の分野が無いですから注意が必要です。しかし、著者が仰る、利益考量し結論を導けるから暗記は不要、という理論を堪能でき楽に民法を理解できます。しかし、用益物件などの記載がありませんのでそのあたりが弱点かなと思います。本書もVテキストと併用することで理解が深まると思います。 過去問: 郷原豊茂「郷原豊茂の民法過去問まるごと講義生中継〈1〉総則・物権編」(2009・TAC出版) 郷原豊茂「郷原豊茂の民法過去問まるごと講義生中継〈2〉債権・親族相続編」(2009・TAC出版) ②いつ頃からどのような学習、参考書を使うべきでしょうか?というご質問ですが、 教養(人文科学)は早くから着手するのがいいと思います。めっちゃ範囲が広いですから。そして、過去問をやってみるのがいいと思います。国Ⅰにおいては教養試験で国Ⅱにおける専門試験分野が出題されますので、学系科目についても対策されるのがベストです。数的処理についてはこの科目ができるかできないかで合否が分かれますので今から着手しましょう。自然科学はお持ちのテキストだけで十分です。経済は法律職の場合8割解ければ上位合格圏内ですので3回になってからでも問題なしです。経済職は満点取れるように頑張らないといけませんが・・・ <人文科学> 日本史:滝音能之「高校これでわかる日本史B」(2006・文英堂) 思想:藤田正勝「理解しやすい倫理」(2008・文英堂) その他:資格試験研究会「上・中級公務員試験光速マスター 人文科学」(2006・実務教育出版) 過去問:「スーパー過去問ゼミ2」(実務教育出版)、「セレクション」(Wセミナー) <社会科学> 高瀬淳一「公務員試験 行政5科目まるごとパスワード」(2001・実務教育出版) 過去問:「政治学、行政学、社会学、国際関係、スーパー過去問ゼミ2」、「ウォーク問」(LEC) <数的処理> 畑中敦子「畑中敦子の数的推理の大革命!」(2002・LEC) 畑中敦子「畑中敦子の判断推理の新兵器!」(2003・LEC) 畑中敦子「畑中敦子の資料解釈の最前線!」(2004・LEC) <経済> 平野真武「ミクロ経済学のまるごと講義生中継」(2007・TAC出版) TAC公務員講座編「マクロ経済学のまるごと講義生中継」(2007・TAC出版) ③学習プランですが、 教養の勉強を進めましょう。世界史→思想・芸術→日本史→地理の順番で進めるのがいいと思います。しかしながら、世界史をやるなかで思想・芸術や地理と共通してくる分野が出てくると思いますのでなるべく関連づけてやりましょう。 数的処理は畑中敦子シリーズを読みながら、同じ手順を辿って解いてみましょう。そうすれば理解ができるハズです。 法律は、憲法・民法→行政法という感じで進めましょう。民法は範囲が広いのである程度時間をかけなければなりません。憲法を学んだらその後に行政法をやるようにしてください。行政法は憲法を具体化した法律だからその方が理解しやすいのです。また、分かったことはすぐに過去問で試してください。 行政法についてご質問があればまたお答えいたします。
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