解決済み
今から司法書士挑戦今、法学部二年ですが、来年の司法書士に挑戦しようかと考えているのですが、時間的に合格は難しいでしょうか もちろん、そんなのは今の実力や、やってみるまで分からないなど色々とありますが、一般的にはどうでしょうか? ちなみに、大学生で時間だけは他の人よりはあるのは事実です(量より質かもしれませんが・・・) 司法書士の方、勉強中の方、どんなことでも良いので何かアドバイスをお願いします。
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ここで無責任な綺麗言をいってもしかたないので正直に書きますが、 今から勉強を始めて7ヶ月で合格できる人は圧倒的に少ないです。 私は運よく今年の試験(2回目)で合格することができたのですが、 同期の人間では3年、4年勉強してやっと合格している人はザラです。 中には、直前期の模試で上位の常連だったのにもかかわらず そこから合格まで数年かかっている人もいます。 どの資格試験についても言えることなのでしょうが、 「合格レベルに達したからといって、必ず合格できるとは限らない」 そういう試験であることは覚悟したほうがいいと思います。 更にいうと、私は専業受験生でしたし 元来頭のデキがよくないほうなので(全く謙遜ではありません) 直前期(4~7月)には一日13~15時間、 それ以外の時期にも一日6~9時間ほど勉強していました。 私の受験地だけではないと思いますが、話をした同期の合格者も 半分位は同じように専業受験生でした。 大学生という状況は、司法書士試験を受けるにあたっては 時間的に余裕がある訳ではないと考えたほうがいいと思います。 おそらく質問者さんは大学2年生ということで、3年の秋までに合格できれば 就職活動に間に合うということで、来年の本試験を 目標に定めていることと思います。 もしそうだとすると、就活に間に合わせようとする理由は ①一般企業に就職するのが目的だけど、資格を取れば就活に有利になるから ②来年の司法書士試験で失敗しても、就活にはまだ間に合うので 万が一の時にも痛手にはならないから の2通りが考えられるのですが、仮に質問者さんが資格の取得を 目指す理由が①なら、司法書士試験への挑戦はお勧めしません。 少なくとも私にとっては、司法書士試験に合格するためには 生活の中での優先順位の第1位に受験勉強をもってくることはもちろん、 2位以下の多くのことを犠牲にしなければいけませんでしたし、 企業の人事担当者に与える印象の程度と比べて、あまりに 費用対効果が悪いからです(業種にもよりますが)。 理由が②だったとしても、予備校の謳い文句にあるような 華々しい話は、半分が嘘だと覚悟してください。 「年収1400万」は現実にはごく一部の司法書士だけですし、 「受験生のほとんどは3年以内に合格」は、3年以上かかっている 受験生の多くが合格を諦めているだけの話です。 それでも質問者さんが本気で司法書士を目指したいのであれば 私からできるアドバイスは2つあります。 ひとつは、マニアックな知識に手を広げず、 勇気を持って勉強する範囲をある程度絞って、 同じ情報に繰り返し接すること。 本気で7ヶ月合格を目指すのであれば、 択一の勉強は、勉強以外のことは全て諦めて、一日中 ひたすら過去問を繰り返し、各問5つずつある選択肢の1つ1つを、 なぜ間違っているのか、どこをどう直せば正しくなるのかを スラスラ言えるようになるまで頭に叩き込むくらいが限界だと思います。 これでも知識量は足りませんが、これ以上手を広げると おそらく全ての範囲を覚えきれずに破綻します。 記述式の勉強は、まず基礎的な申請書の雛形を繰り返し書いて 3月くらいまでに覚えること。 (市販の基礎問題集等を繰り返して対処します。目安は最低でも 不登法60~70パターン、商登法40~50パターンくらいの 申請書を書けるようになること) また、主要4科目(民・商・不登・商登)の択一の過去問を 解く際に、肢の1つ1つを検討するうえで、それが記述で出題されたら どういう申請になるかをしっかり意識して解くことも重要です。 しかしこれだけでは近年難化傾向にある本試験の記述式には対応できないので 4月くらいからは模試形式になった問題集や、予備校の模試・演習を 利用して、応用問題にとりかかる事をお勧めします。 はじめは全く手も足も出ずに苦しむと思いますが、 出題された問題を繰り返し解くことで細部まで理解するしかありません。 もうひとつのアドバイスは、7月第一日曜日の本試験の日の16:00、 試験終了の声がかかるまで、絶対に諦めないことです。 司法書士試験は論文試験がなく、マークシート中心の試験なので、 本当に何が起こるかわかりません。 諦めないで頑張った人が皆合格できるほど甘い試験ではありませんが、 合格した人は皆絶対に最後まで諦めてはいませんでした。 「司法書士業界は先行きが暗い」 「司法書士試験は合格しても苦労の割に報われない」 ちょっとインターネットを調べれば(掲示板などで)そういう声も聞かれますが、 そういうことを言っている人間のほとんどは ステータス目的でよく考えずに受験した人だったり、合格できずに 負け惜しみを言っている連中だと思います。 質問者さんが司法書士の業務に魅力を感じてこの資格に挑戦しようと しているのであれば、多くの労力や犠牲を払ったとしても、 挑戦する価値のある資格だと私は思います。
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