財団法人から国家公務員や民間企業に就職する場合、採用サイドの見方はどのようなものですか？また、4年生の10月から就職活動…

Question

財団法人から国家公務員や民間企業に就職する場合、採用サイドの見方はどのようなものですか？また、4年生の10月から就職活動をすることをどう思いますか？現在旧帝大に通う大学4年生です。

現在、財団法人に内定を頂いているのですが、先日内定式に出席して本当にこのままこの団体に就職してしまっていいのか、と悩んでいます。

就職活動ではいろいろな業種を受け、教員試験や他の団体職員の試験も受けたのですが、「ここで働きたい」、と強く思える企業や団体、職種が少なく、あっても採用されないなど、結局ここしか受からなかったから、という理由で現在の内定先に行くことを決めました。なので、もともと、3年はがんばって働いて、それでも厳しそうなら転職をしよう、という転職前提の就職決定でした。

それが先日内定式に出席して（別日にも行っている事業内容を見学して）、職場の様子や、同期、そこで働いている職員の様子など、いろいろなことが見えてきて、若いうちは厳しい環境の中でバリバリ働きたい、という私にとってこの就職先はミスマッチかもしれないという思いが強くなってきてしまいました。

そこで質問なのですが、国家公務員に転職することを前提として考えた場合、
就職して3年以内に財団法人→国家公務員と転職するのは、採用サイドからどのように見られるのでしょうか。（試験さえクリアすれば面接で不利になることはないのか）⇒今のところ①今の内定先に就職②大学院進学③留学して留年、という道を考えているのですが、国家公務員を目指す場合、どの道に進むのが有利とかあるのでしょうか？

また、もうひとつの道として、もう6ヶ月もないですが、まだ今から民間企業への就職活動を続ける、という道も残されているかとも思っています。この場合、いま求人が出ている企業で果たして自分が納得できるかという思いはありますが…。

客観的な立場から見た意見をいただきたいて進路決定参考にしたいと思っているので、アドバイスよろしくお願いします。

Answer 1

「大卒」で「厳しい環境でバリバリ働ける」公務員は、「国家Ⅰ種」です。

ですが、この文面（財団法人に就職が決まるまでの経緯、内定式後の心境など）から判断できる貴方の「甘チャンぶり」からすると、「国家Ⅰ種」に合格するだけの資質は無いと思います。

本気で「厳しい環境でバリバリ働きたい」と思っていた「旧帝大」の人なら、何人でも「その通りの働きが出来る企業・職場」に内定を貰っているでしょう。実際、級友の方達がそうではありませんか？

貴方が挙げた選択肢では、①しかありません。これは「①が有利」という意味では無く、「①より他に取る道がない」という意味です。

先ず、②の大学院進学ですが、大学院は勉学研究をする場、論文を書く場です。就職浪人の為に進んで、「院卒」になれるだけの事（勉学研究に対する努力）が出来ますか？

③の留学して浪人も同様です。「語学留学」「短期留学」なんて「サークル活動」レベルの評価です。「単位が正式に認定される」「現地の学生と同じ言語で同じ授業を受ける」「１年以上の在学」「出来れば正規卒業」位でなければ、「一定以上の評価」は望めません。

ですから、「貴方を唯一評価してくれた」財団法人で、積極的に働くのが（言われた事だけこなすのではない働き方）一番の良策なのです。（貴方は、言い換えれば「そこでしか評価されない程度」だったのですから、「こんな所で働きたくない」という選り好みをする資格はないのです）

貴方の様な人は、仮に「国家Ⅰ種」に合格しても、採用された省庁に対し、「ミスマッチだった」「思っていたように働けない」となります。何故なら、「初心者・全くの新人」が、実際に働いてもいない（見学で分かる事なんて、１００分の一以下です）のに、あれこれ難癖をつけているからです。

先ずは、どこで働こうと「そこで求められる役割を十分に果たせるようになること」が第一です。そして、「問題点・不満点があれば、逃げるのではなく（貴方が財団法人に就職しなければ『逃げ』です）、それを改善する努力をする」（一人でではなく、他の職員社員と協力して）のが第二です。そして、「自分のやりたい仕事をするための地固めをする（環境でも経験実績でも肩書きでも人脈でも）」のが第三で、それが出来て漸く「やりたい仕事をする・やりたいように働く」が来るのです。

これが、「出来ない・分からない・やりたくない」人は、どこに行っても満足出来ませんし、周囲から認められる事もありません。

それに、「本当に国家公務員でなければ！」「こんな職場では自分を生かせない」という強い意志のある人なら、④財団法人をお断りし、今年度で卒業し、来年度の試験合格を目標に死に物狂いで勉強する（無職で卒業し、背水の陣を敷く） 位はします。

そして、その位の意志がなければ、国家Ⅰ種には到底合格・採用はありません。