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校正者としてキャリアを築くには、医療などの専門分野を持ったほうがいいと思いますか?

校正者としてキャリアを築くには、医療などの専門分野を持ったほうがいいと思いますか?地方で、情報誌の編集・校正者として10年ほどの経験がある30代後半の女性です。 子供が高校生になり子育てがひと段落したことから、遅ればせながら自分の仕事のキャリアアップを図りたいと思っています。 やはり、地方では仕事が限られますので、以前住んでいた東京での就職を考えておりますが、学歴が高卒のため、編集者として転職することは難しいと思っておりますので、校正者の仕事を探しております。 しかし、一口に校正者といっても、医療や教科書など専門分野があるようで、今後も長く仕事をしていくことを考えると、このような専門的な校正を極める方が、もし、リストラなどにあいフリーランスなどで働くことを考えても得策のように思っています。 なお、現在英語を勉強中で、数年後には翻訳校正者としても仕事をしていきたいと思っております。 長くなり恐縮ですが、どなたかこの分野に明るい方がいらっしゃいましたらご回答よろしくお願いいたします。 併せて、東京における校正者の就職状況もお分かりでしたらお願いいたします。

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    現在、在宅の翻訳・翻訳チェッカーをしている28の既婚です。 結婚退職前は、新聞社と外資の出版社で編集・校閲を5年ほどしていました。 先に、翻訳校正者についてですが、こちらに関しては、校正経験が10年あっても、 英語の基礎能力がある程度高くないとなかなかお仕事がもらえないと思います。 私は翻訳チェッカーを始めた頃、TOEICで850点くらいでしたが(チェッカーや翻訳者としては最低レベルです)、 内訳はリスニングが350点程度、リーディングが常に480点~の満点に近いスコアで、 読み書きに関してはそれなりの基礎がありました。 これは学生時代から変わらない能力です。 翻訳校正は、一生懸命勉強しないと英語力が上がらない…というレベルの人では、正直レベルが低すぎてまともな仕事ができないと思います。 もともと英語が得意で、それに少し手を加えれば洗練されるというレベルの人でないと、務まらない仕事だと思います。 ネイティブや英語の得意な日本人訳者がもっともらしく訳した文章に『物言い』をつけるのは、非常に勇気のいる作業です。 万が一、自分のあやふやな知識で間違った物言いでもつければ、自分の信用ががた落ちです。 フリーランスならば、即仕事が来なくなります。 日本語の校正と翻訳校正は別物です。 日本語をスラスラ読む感覚が英語にもあれば翻訳校正は向きますが、そうした語学センスがないのであれば、 いくら日本語校正者として優秀でも、翻訳校正としては向かないと思います。 また、更に厳しいことを言うようですが、医療系などの翻訳校正者は、残念ながら高卒ではどんなに頑張ってもなれません。 各専門の翻訳校正者は『一流大卒(欧米諸国の有名大学卒が有利)+専門分野で博士課程上』など、 学歴が非常に重視されます。 これは、翻訳校正というよりも、校閲の意味合いが強くなる仕事だからです。 私は文系大学卒なので、現在、企業のアニュアルリポートの作成に携わっており、 あまり専門知識が必要ない分野の仕事をしています。 続いて、医術系の校正についてですが、私は医術系の学術出版社で英文校正の経験があります。 校正をしていて一番やっかいだなと思ったのが、単位です。 ギリシア語のミューやマイクロリッターという、通常では聞かない単位がごろごろ頻出し、表図もかなりの割合で 間違っていたりします。本文と表図の数字の間違いが非常に多かったかな。。 特に医術系はラテン語も引用でよく出てきます。 私の場合は英文だったのでかなりテンパリましたが、ネイティブに何度も確認しに行き、かなり根気のいる作業になりました。 ただ、こうした経験は非常に参考になり、校正者としての腕は磨かれたと思うので、校正者としてキャリアを築くのであれば、 どんどん挑戦されたほうが良いと思います。 最後に、東京での校正求人についてですが、地方に比べれば求人は多いかもしれませんが、極めて厳しいと思います。 校正ならば、チラシの校正アルバイトくらいしかないかもしれません。 友人が校正の仕事をしたくて派遣会社を回りましたが、校閲経験がないという理由で応募の時点で断られていました。 私は3年新聞社に勤務していましたが、出版やマスコミは以前より経営が厳しく、どこの校閲部も『少数精鋭』を目指しています。 そして、今の時代、『校正』は絶滅危惧種のような存在になっているような気がします。 多くの大手出版社や新聞社では、『校正者』は募集していません。需要があるのは『校閲者』です。 校正者を募集しているのは、内職程度の安い単価でお小遣い程度にしかならない仕事ばかりだと思います。 校正者は志望者が多い割りに仕事が少ないので、東京でも仕事の奪い合いに変わりありません。 将来フリーランスを視野に入れるのであれば、会社勤めのうちからコネを掴んでおかないと仕事はありません。 フリーランスは自分で仕事をとらないといけないので、自分の営業力が直接仕事量に影響します。 もしもチェッカーとしての道をプロとして生きるのであれば、早いうちから『校閲』経験も積まれると良いかもしれません。 追加: 校正者が絶滅危惧種に近いといったのは、編集者が校正まで行ってしまうのが一般的なので、 わざわざ校正のためだけに『校正者』を募集する正社員の募集は東京でもあまりないということが言いたかったのです。 わざわざ専門職でチェッカーを雇うなら、『校閲部』のある『校閲者』のが正社員としての求人がまだあります。 校正だけの仕事で正社員というのはほぼゼロに近いので、正社員にこだわるのであれば校閲者になるか、校正を兼ねる編集者になるかのどちらかしかないと思います。そして後者になるほうが、前者になるよりも全然楽です。 校正に限らず、『専門職』は、実力がないと仕事が無いというわかりやすい世界なので、 今までの10年の経験が、どれほどのものかで就職のしやすさは変わってくると思います。

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