決算整理前残高試算表上の繰越商品を全て仕入に振り替え、期末商品の分だけ仕入から繰越商品に振り替えます。他にも方法がありますが、それは後半で説明します。 仕入__ 1,500/繰越商品 1,500 … ① 繰越商品 2,000/仕入__ 2,000 … ② 勘定記入について ①は、借方に仕入、貸方に繰越商品が来る仕訳なので、繰越商品勘定元帳と仕入勘定元帳の双方に記入していく必要があります。全ての勘定元帳に言えることですが、例えば「仕入 1,500/繰越商品 1,500」という仕訳だったら、仕入勘定元帳の借方に繰越商品1,500を、繰越商品勘定元帳の貸方に仕入勘定1,500を書きます。左右逆に記入するわけです。 なぜ左右を入れ替えるのかというと、記入された金額を基準に勘定残高を測るからです。繰越商品は資産なので、前期繰越と増加額が借方に、減少額が貸方に来ていると分かりやすくなります。そして貸借差額が次期繰越額となり、貸借両方で合計が同じになるように、貸方に次期繰越を書きます(本問では締切をしないので書かない)。 仕入は費用なので、増加した際は借方の金額が出てほしく、減少した際は貸方の金額が増えてほしいです。 ②も同じ要領で書いていきます。 なお、解答解説では①と②を分けて書いていますが、3級の範囲では、単純に「在庫有高が前期末より500円増えた」と考えて、次のように仕訳しても同じです(2級以降は売上原価計算が複雑になるので以下の方法で仕訳するのはやや難しい)。 繰越商品 500/仕入 500 … ③ これに伴って、勘定記入も省略が可能です。 繰越商品 04/01: 前期繰越: 1,500/ 03/31: 仕入__:_ 500/ 仕入 08/08: 現金__: 13,000/03/31: 繰越商品 500
< 質問に関する求人 >
簿記(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る