解決済み
簿記2級の部門別個別原価計算についての質問です。 ①画像右下の第4問(2)の問2第1製造部費と第2製造部費の予定配賦率を計算する問題ですが、いつも補助部門費配賦前か配賦後かで悩んでしまいます。配賦後と覚えるしかないのでしょうか? ②問5 第1製造部費の配賦差異を求める問題ですが、第1製造部費の実際額(補助部門費配賦後)を求める際、補助部門費は予定配賦額ですよね。実際の修繕部費を実際修繕時間で配賦してこそ実際発生額では無いのかと疑問です(解答用紙の左下に書いてあるような感じ)。 また、実際発生額でも補助部門費が予定配賦額なら尚更①は配賦前でいいのではないか。補助部門費配賦前の予定配賦製造部門費と実際製造部門費の差異と同じでは無いのか?と思ってしまいます。 頭がごちゃごちゃしていて何を言っているか分からないかも知れませんが、汲み取ってくださる方がいらっしゃれば大変助かります。
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> いつも補助部門費配賦前か配賦後かで悩んでしまいます。配賦後と覚えるしかないのでしょうか? 「"製造"原価の計算なのだから、"製造"部門費は"製造"部門費として認識するが、補助部門費は端から補助部門費として認識するつもりがない(発生していたら全額"製造"部門費にする)」「したがって各種原価計算因子は製造部門費に織り込んでから計算する」と考えてみるのはいかがでしょうか。 > 実際の修繕部費を(実際賃率と)実際修繕時間で配賦してこそ実際発生額では無いのか その通りです。実際の解答手順とは逆になりますが、ここでは分析のために全体の差異を見てみましょう。 全体の差異 =実際発生額-予定発生額 =(第一製造部費実際額+第二製造部費実際額+修繕部費実際額) -(第一製造部費予定額+第二製造部費予定額+修繕部費予定額) =(3,957,000+3,238,000+502,200) -(3,933,000+3,164,800+482,200※) =117,200(借方) ※修繕部費予定額=修繕部費賃率×(各製造部の年間予定操業度に対する当月操業度と部門別修繕比率に比例した修繕部当月操業度) =4,000×1,400×(690÷8,000×3÷(3+4)+1,720÷20,000×4÷(3+4)) =207,000+275,200 =482,200 全体の差異117,200円(借方)のうち、6,200円(借方)は修繕部の賃率差異(=実際修繕時間×(修繕部実際賃率-修繕部予定賃率)=(124×(4,050※-4,000)=6,200(借方))に当たります。 ※実際修繕部費502,200÷実際修繕時間124=4,050[円/時間] 賃率差異=(実際賃率-予定賃率)×実際操業時間 ←6,200円(借方)はこれ 時間差異=予定賃率×(実際操業時間-予定操業時間)★ 恐らくテキストにも賃率差異と時間差異の違いは記載されているはずです。この賃率差異は問4で既に計上済みなので、もし問5で実際の修繕部費を実際賃率と実際修繕時間で算出し配賦すると、賃率差異が2重計上になってしまいます。賃率差異が確定した以上、実際額の計算は賃率差異を除いた分だけでよく、それは★式のように実際賃率を使わず予定賃率だけで計算できるため、残差の計算は修繕部の予定賃率と実際修繕時間を使って行います。実際、本問では全体の差異117,200円(借方)から修繕部費配賦差異6,200円(借方)を除いた残差111,000円(借方)が、修繕部予定賃率で配布した第一製造部費配賦差異25,000円(借方)と第二製造部門費配賦差異86,000円(借方)の合計に一致します。
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