. 韓国で日本語の先生をやるつもりなら、韓国社会は、高学歴を要求してくる社会なのでとにかく学歴をつけることが大事です。韓国の首都圏だと、日本語教師の募集が「日本語学科専攻」「大学院卒業(修士号)」というレベルで募集されます。 韓国は、高学歴化が進んでいて教え子が「大学院卒」「海外留学経験あり」みたいな人が多くいるので、「自分は大学院卒なのに先生の学歴が学部卒って、ありえないでしょ!」と、文句を言ってくる生徒や保護者が多いです。 まず、学歴は高校卒・専門学校卒で日本語講師の資格だけ取ってる人だと、学歴が低すぎて就労ビザが下りないので正規雇用では就職できません。もぐりで日本語を教えるとことになり、まともな給与・社会保険がつきません(日本語の家庭教師のバイトをするような感じでしょう)。 まともな給与・社会保険がついた正規雇用の就職としての日本語講師がしたいとなると、「日本語学科卒」「大学院卒業」ぐらいは要求されます。きちんと日本語講師として就労ビザを取得するには、「専攻が日本語学科」「大学院卒業・修士号取得」は大事です。 韓国人の日本語学習者で、ネイティブ・スピーカー(日本人)を求めている人というのは、高校の第二外国語選択ですでに日本語の基礎クラスは終了済みで日本語検定の上級を目指すという、日本語学習の中級~上級者になります。 ちなみに、日本語検定の上級は、「NHKの政治・経済ニュースを流して、書き取り・翻訳」とか、「大学入学試験の小論文の指導(文法指導含む)」するレベルです。 質問者さんは、韓国人の日本語学習上級者に対して、ときには韓国語を使いながらNHKの政治・経済ニュースの日本語の指導を、文法・漢字・文章表現すべてにおいて行わなければなりません。 韓国人の日本語学習者は、「NHKのニュースが、いちばん聞き取りやすい。標準語だし俗語・省略語が入ってない『きれいな日本語』だから、いちばんわかりやすい」と言いながら、日本語専門学校で毎日NHKの政治・経済ニュースの同時翻訳をやっています。韓国国内で日本語講師で稼ぐとは、そういう人たちを指導するということです。 あるいは、日本語検定の最上級を取得したあと日本の大学入学試験を目指している人たちの指導ですね。いきなり、大学入試の小論文レベルの問題を突き付けられて「文法・文章表現を指導してほしい」とか来るので、日本人でもキツイです。 海外の日本語講師って、生ぬるい仕事じゃないです。みんな最終目的(日本の有名大学に留学、日本企業に就職、通訳者・翻訳者)があって猛勉強している学生を指導していくので、すごく大変な仕事です。 とにかく、日本語講師になるつもりなら適切な学歴を持ったほうが良いです。しかし、日本語講師になるべく高学歴を用意したところで、「ソウルが自分に合わなかったらどうするつもりなのか?」も、よく考えたほうがいいです。 高学歴でソウルで良い就職ができている日本人でも、住めば住むほど『戦争中の後進国』というのがわかってくるので、生涯ここに住むのは、私には無理だと感じてしまうという意見が結構多いです(試しに5年ぐらいソウルに住んでみると、わかるでしょう)。 日本語講師の仕事というものは、日本人相手にできる商売ではないので日本国内には仕事がないです。日本語講師で海外に出たあげく海外生活が合わないと日本に帰国しても、日本国内に仕事がなくて就職難・・・日本に帰国したけど生計がたたない、なんていう話はいくらでもあります。
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TOPIK1級をとって韓国の大学に留学して人脈を作って、韓国の日本語学校にやとわれたらいいんじゃないですか
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