障害者雇用って何なんでしょうね。

Question

障害者雇用って何なんでしょうね。私は障害者雇用枠で働いている当事者ですが、会社側からの配慮がなく、仕事は健常者の人間の引き継ぎです。しかも給料はほぼ上がらない。会社にとって都合の良い人間とでしか思われていません。障害者雇用なら給料は上げなくて良くて健常者と同じ業務をやらせても問題なしですか？

Answer 1

障害者雇用とは、障害を持つ人々が働きやすい環境を提供し、社会的な参加を促進することを目的としています。
障害者雇用促進法などの法律に基づいて、企業には一定の割合で障害者を雇用する義務があります。
しかし、あなたの経験のように、実際には配慮が不足しているケースも少なくありません。

法律上、障害者雇用に関して以下のポイントがあります。

雇用義務
企業には、従業員数に応じて一定数の障害者を雇用する義務があります。
これを達成できない場合、企業は納付金を支払う必要があります。

合理的配慮の提供
障害を持つ労働者が働きやすい環境を提供するために、企業は合理的配慮を行う義務があります。
これには、物理的な職場環境の改善や、業務内容の調整などが含まれます。

差別の禁止
障害を理由とした差別は禁止されています。
障害者も健常者と同じように公平に扱われるべきです。

給料に関しては、法律上、障害者であることを理由に給料を低くすることは許されません。
仕事の内容や成果に応じて、公正に評価されるべきです。

あなたのケースでは、以下のような対策を検討することができます。

相談窓口の利用
社内に人事部門や労働組合があれば、まずはそこで相談してみることをお勧めします。

労働基準監督署や労働局への相談
外部の機関に相談することで、あなたの状況に対する具体的なアドバイスや対応策を得られる可能性があります。

専門家の助言
弁護士や労働問題に詳しい専門家に相談することで、法的な対策を検討することができます。

あなたの職場環境が改善されることを願っています。
何か具体的なアクションを起こす際には、事前にしっかりと情報を収集し、適切な支援を受けることが重要です。