進路の選択もあるし、親がお子さんの考えを把握しておくのは正しい応援のためにも大切なことですよね。 さてこの三つなら順番に大差はないと思います。なぜなら入試や就職試験のように、その人の実力を可視化・点数化するのが難しい部類の職業だからです。 お子さんが目指しているのはアーティストというジャンルです。 歌手なんかは事務所に所属すればサラリーを受け取ることがあるかもしれません。それでも歩合制がほとんどなので、一発屋は消えていきますよね。 そこの所を考えるとお子さんが挙げた職業は更に厳しいものがあります。これらの収入のほとんどが印税によるものだからです。 仮に小説家一本で食べていくための収入を計算してみましょう。 例えば月30万あれば会社勤めしているのと同等の生活ができるとしましょう。 本の印税は多くても10%ほどです。 お子さんの新作が1500円の単行本でリリースされました。つまりこの場合の印税は150円です。あとは簡単な計算ですが、30万稼ぐには、一月に本が2000冊売れる必要があります。 当然ですが本を書いているあいだ、売れてからもすぐには印税は入りません。またデビューしたものの、三冊出すまでに消えていく人がほとんどの世界です。編集者からは「何があるかわからないから仕事は絶対に辞めないで」と念押しされます。 怖がらせたいのではなく、そういう現実なのです。 システムとしてはラノベ作家も漫画家も大きくは変わりません。掲載の原稿料が先に発生する分、漫画家のほうが給料の前借りができるといった感じでしょうか。 色々書きましたが、応援してあげてください。良くも悪くも人生は何があるかわかりません。 成人するまではお子さんの夢に投資するのもいいでしょう。音楽なら高い楽器を持ったりやプロのコンサートを聞いたほうが資質は伸びるといいます。執筆の道具や画材を買い与えたりするのは効果的かと思います。 一方で大人になってから自活できる力も育ててあげましょう。 成人したら自分の力で稼いで夢を追うのです。やりたいことを仕事にする必要はありませんが、仕事をしなければ食べていけません。お金がなければ時間がなくなり、心にも余裕がなくなります。そうなれば夢も追えません。ファンタジーでは食べていけないんだということをしっかりと意識させ、とりあえずでも就職や進学できる学力は身に付けておくべきだと思います。 そうすれば夢を諦めても潰しがきいて、生きてはいけるのです。 もし上手くいかなかったとき、夢に時間を時間を割いた分、他の人より収入は少なくなるかもしれません。それでもとりあえず仕事に就いて、家事や料理など身の回りのことは一人でできるようにしておけば親としては安心ではないでしょうか。それに親がしてあげられるのはそこまでです。親は先に死にます。お子さんは自己責任で生きていかなければなりません。 お子さんの夢は誰でもなれるものではありません。だからこそ今のうちに必要なことをちゃんと伝えてあげてくださいね。
なるほど:1
担当付きの者(漫画)です。 応援したくなる気持ちはもの凄く納得できます。ですが、 漫画家志望は日本に400万人 ライトノベル作家志望は120万人 小説家志望は日本に160万人います。 漫画家だけは絶対にやめさせましょう。 確実に人生を台無しにします。 この三つからみて、娘さんは妄想が好きだということがわかりました。 しかし、妄想だけではこの三つは無理なのです。 小学生の頃から夢を暇さえあればずっと語っているような状態をずっと続けてきた人でも三つ全て無理なのです。 なりたい と言っている時点で無理です。 なる という強い意志がないといけませんから。
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