応用情報技術者のネットワーク分野を勉強をしています。 以下問題の設問の答えで疑問があります。 問題：平成30年秋期（…

Question

応用情報技術者のネットワーク分野を勉強をしています。
以下問題の設問の答えで疑問があります。
問題：平成30年秋期（ネットワーク）https://www.ap-siken.com/pdf/30_aki/pm05.pdf
設問：設問3で本文中の下線③について，適切な解決方法を解答群の中から選び，記号で答えよ。
答え：個々のサーバに記録されているログ単体では前後関係の問題は生じませんが、2種類以上のログを併合する場合には前後関係の問題が生じる可能性があります。この原因となるのがログの出力日時として使われる各機器の内部時計の時刻差です。通信は非常に短い時間で各機器に到達するため、たとえ時刻の差が数秒程度でも前後関係が逆転してしまう可能性があります。この問題を解消するにはNTP(Network Time Protocol)を用いて、各機器の内部時計の時刻を同期させておく必要があります。
です。

です。この答えを見たときに、NTP最初から入れておけよ、ログが前後するのが問題になるならって正直思いました。でも応用情報技術者は曲がりなりにも国家資格で、基本情報よりもさらに実務よりの問題であるはずです。
なので、おそらくNTPを入れるメリットデメリットがあるんだろうと思いました。
この認識ってあってますか？教えてください。
世の中のLB（LoadBalancer）を使ったネットワークシステムってNTPを入れてたり入れてなかったりするんですよね？

Answer 1

現実は、NTP導入は優先度が低いですね。

私なら「エ」って答えると思います。現実にはエンジニア業務をしていない人が考えた問題ではないでしょうか。IT教育業務に専任しているとか。

現実は、L3SW/Webサーバ、LBの3システムのログをログの時刻だけで見比べるのはあまり良くありません。なぜなら各装置の混雑具合によってログに出力された時刻と実際に処理した時刻とに僅かな時間差が生じてしまうからです。そのままそれらのログをマージしてしまうと前後が変わってしまい、それを観た保守者が誤った理解をしてしまう可能性が高いです。

普通、こういうケースではログにセッションIDとかユーザID、あるいはトランザクションID、スレッド番号等をログに出力し、他装置のログと突合可能にします。よってこの設問の解は「エ」が最も正しい選択です。

ただ、運用システムでデバッグログを出し続けるのは無茶なので「（オ）他装置のログと突合できる情報をログに出力するよう各装置ベンダーに注文する」っていうのがより正しいでしょうね。

Answer 2

＞NTPを入れるメリットデメリット
ある程度規模のシステムであれば、NTPは管理VLANと同じく標準として考えられるべきもので、デメリットはたいしてない気がします。というかあってもメリットが凌駕してしまいますね。
設問を考える人のネタがつきて、どこに設問の穴をあけるか迷った挙句の悪手な気がします。問題にランクがあるとすると下から数えたほうが早い問題です。
ネスペの問題なのに『こんな設問って？』は、経験豊富なネスペ受験者が試験中に陥るジレンマの一つです。
スルーでお願いしています。

Answer 3

Windowsなんかだと最初からNTPサーバが設定されていたりしますが、他のOSは必ずしも設定されていないし、NW機器に関してはほぼ設定されていないので、意識していないと設定していない場合もあるでしょう

あと、ログに関してはsyslogのプロトコルが標準化されていて、サーバやNW機器は他のホストにsyslogを転送できるようになっていることが多いです
特にNW機器は再起動が発生するとログが消えてしまうものもあるため、syslogサーバを構築して1ヵ所にログを蓄積したりします
syslogを1つのファイルに書き出しておくと、後で時系列を追うときに楽だったりします
https://qiita.com/sugar_salt75/items/1d1980d5b66becc9f38f
(設定によりホストごとに出力ファイルも分けることができます)

Answer 4

NTPは必須です
最低でも全体の時刻を一致させるためどこかの機器を頂点としたNTP階層構造を構築します
まあ普通は日本標準時とも一致する必要性の業務要件もあるので一致させます
ネットワークスペシャリスト試験からは普通やらない仕様のシステムにはなってないと思います
ある程度枯れた構成ではなく最新技術をポンポン導入しがちという実務から離れる要素はありますが、それは新しい技術知識も問われる試験なのでしかたないでしょう