通信制高校で教員をやっているので回答させて頂きますね。 基本的に通信制と全日制の事務では、根本的な部分は同一になります。 が、大きく違う部分があります。 具体的に言うと、レポートとスクーリングに関する部分です。 法令により、通信制高校では必ずレポートの提出が必要という事が定められています。また、どの教科で何本のレポート。という物も決まって居ます。 このため、郵便で届いたレポートの管理や振り分けだったり、レポートがweb提出の場合は印刷だったり、そして届いたレポートを生徒の成績上で、到着したとシステム処理をするなどの作業があります。 レポートの採点は教員ですが、その後の返却について郵送の場合には発送作業が必要ですし、web返却の場合は紙のデータをPDFに取ったりして生徒のシステムに登録する。という作業が必要になります。 また、こちらも法令なんですが、通信制高校では全ての科目で必ず通学をして授業を受けなければならない。という事になっています。 このため、授業の参加申し込みなどの受付業務があります。 ここについてはシステム化されていて生徒は参加日時を選んで申込ボタンをwebから押すだけ。という学校もあるんですが、例えば4泊5日でやる合宿授業とかの場合は、宿泊先の手配も必要になります。 宿泊先は基本的には契約しているホテルなどが有る訳ですが、そこに生徒人数や男女別の人数、さらにはホテルの食事について生徒からのアレルギーなどの情報があれば、そういう事を伝達してやって行きます。 当然それに関する生徒側からの支払いに関する対応や、ホテルなどへの支払いも必要になりますね。 併せて、全日制では少ないですが、通信制の場合は、全国の会場に向けて、教員が出向いて出張授業をする。というようなケースが多々あります。 なのでホテルの手配や支払いという部分や、飛行機や新幹線などの手配なども行う事になります。 全日制でも無くはないんですが、頻度が全然違う部分ですね。 同様に、全日制では少ないですが、年度途中からの転入者が多いため、その辺の事務手続きが頻繁にある。という事にはなります。全日制でも無くはないんですが、頻度の差ですね。 というような部分が、全日制とは異なる部分ですね。 ただし・・・ここまでに書いた部分の中で、全てを事務がやるかはその学校次第ですし、教員によっても変わって来ます。 というのも例えば教員が出張授業をする場合のホテルの手配とかは出張する教員がやっている。というような場合もあります。 またレポートの返却なども、教員が成績を出した時にPDFを取ってシステム登録してくれている場合もあります。 結局の所、通信制高校って、教員は土日も勤務が結構あります。 でも銀行だったり郵便局だったりは土日は閉まっているので、事務は基本的には平日勤務です。 そうなると、土日に勤務して居る教員が自分でやった方が早い物はやってくれたりする事もあります。 例えば提携ホテルに生徒の人数を伝えたりアレルギー情報を伝えたりって、ホテルは土日もやっているので平日にこだわる必要が無いので、教員側でやってしまっている場合も結構あるからです。 とは言え、あくまでも教員側がやっている事があるというくらいで、どの学校でもそうなっている訳でも無いですし、たまたま気の良い先生だけがやってくれるという場合もあるので、一般的には最初に言ったような業務があると思っておいた方が良いですよ。 もちろん、それ以外の全日制と同じような業務も有る訳ですけどね。 長くなりましたがとりあえずはこの辺で。
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