解決済み
大学での中学校の社会の教職課程ではいったい学生に何を教えているのでしょうか? おれの中ガッコ時代の社会教師 ・アメリカやドイツが連邦制国家だと知っていない・公職選挙法の規定で有権者が多かったらリコールのさいに人数の減らす規定あるのを知らなかった ・第二次世界大戦で日本は無条件降伏したとポツダム宣言上間違ったことを言っていた ・働いている人は生活保護を受給できないと言っていた ・戦時国際法における防御されていない市街地への空襲を禁止する規定を知っていなかった(単に京都は文化財が多いから空襲しなかったとしか言っていなかった) ・ゆたぼんじゃなく社会教師なのに「義務教育の小中学校に通うのは義務でなく子供の権利の方だ」と言わなかった ・バウチャーは新自由主義の政策だから危険だと言わなかった なんて社会教師とは到底思えない知識レベルだったんです
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とくに中学社会の教員には、そんな感じの人が多いと思いますよ。 大学の教職課程では、中学校も高校も、基本的にはカリキュラムがほとんど被っているのですが・・ 教育大や教育学部で免許を取るのでなければ、社会科は、文学部(地理学や史学、社会学)、経済学部、法学部あたり、私大だと、経営学部だとか政策学部、社会学部、国際○○学部、福祉○○学部・・なども加わりますが、 そんなような学部で免許を取ることになります。 で、自分の専攻分野以外については、基本的には、大学受験までにどの程度勉強したのか・・で知識量が決まってしまう感じです。 史学専攻の人だと、日本史、あるいは世界史の一部には詳しいが、他はイマイチ・・・という感じのことが多い。 大学では、いちおう、一通り各分野(地理、歴史、公民)の科目の単位をとる必要がありますが、中学や高校の社会科で扱う全領域を授業で扱うような時間は無いですからね。それぞれのほんの一部です。 しかも、大学の担当教員の裁量で授業内容が決まってしまうので・・各分野の基本的なところを時間の限りキッチリ教えようとしてくれる教員もいるのですが、自分の専門領域だけダラダラと講義をするような教員も多いです。 で、それらをちゃんと勉強すればまだ良いのですが、多くの学生は、まともに勉強しないですよね。 そもそも、MARCHだとか関関同立くらいのレベルの大学だと、多くの学生が基礎知識が足りない状態なので、キッチリ教えてくれる授業をとったとしても、ほとんどの者はついて行けないわけです。 私は上に書いた大学のうちの一つで社会科の教職をとりましたが・・・たとえば、中学生向けの地形図の等高線(地形の凹凸)を読むような課題でさえ正答できる受講生は1割もいません。授業でけっこう(たぶん中学校の授業よりも)丁寧に教えてもらったにもかかわらず・・ですよ。 さらには、自分の専攻分野だって、どの程度まともに勉強しているのか・・・文系学生一般に怪しいものです。 そんな感じなので、先に述べたように、「大学受験までにどの程度勉強したのか」が、ほぼそのまま教員になったときの(若いうちの)教科知識量になってしまう・・人が多いわけです。 さらにさらに、 社会科って、小学生のときから「暗記教科」だと勘違いして、テストのためだけに表面的なことを丸暗記して、テストが終わったら忘れる・・ということを繰り返してきた人が多いですし、 しかも、ここが最大の問題点だと思うのですが・・・ 社会科って、中高生のときにその成績が悪くても、免許を取れる大学・学部にだいたい入れてしまうんですよね。私大だと入試科目になってないことが多い。でもって、上記のような感じなので、免許を取ることは、その気さえあれば何とでもなってしまう。 でも、数学や理科だと、そうはいかないです。 すくなくとも中学あたりでさえ理数の成績がふるわないようでは、大学の理系学部への進学などおぼつかないですから・・・・・・ ・・なので、 とくに採用倍率が下がって来た近年では、ほんと、驚くほど「社会」を知らない社会科教員が多くなっていると思いますよ。
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