解決済み
弁護士になる為に独学で勉強し試験に合格したという話を聞いたのですが、弁護士になる為にはどういう勉強が必要なのですか?(参考書等)
弁護士になりたいわけでは無く、単純に気になっただけなのでこういう学校に行くのが一般的です等の返答は不要です。
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弁護士になるためには、現行制度の下ではまず予備試験合格を目指し、予備試験合格、司法試験合格、その後1年間の司法修習を経て、弁護士になる資格を得るのが一般的なルートになります。法科大学院を修了すれば、5年間は予備試験を受験すること無く司法試験を受験することが出来ますが、これは裏口ルートなので辞めた方が良いです。 弁護士になるための勉強は、予備試験や司法試験における、論文式試験対策の勉強がメインになります。試験で出題される内容は、ほとんどが法律関連のものですが、長文の事例問題を読み込んで、法律家に相応しい説得力のある解答を書かなければなりません。ここが最大の難関で、独学で答案の書き方を研究して合格するという人もごく稀にいるのですが、ほとんどの人は独学では無理で、予備校に通って答案の添削を受けながら、法律家に相応しい答案の書き方を徐々に身に付けて行くことになります。 法律家に相応しい答案を書くには、高いレベルの文章読解力、論理的思考力、文章表現力が必要になるため、センスのある人は早期に合格できる場合もある一方、どんなに頑張っても上手い答案が書けず、途中で挫折してしまう人も少なからずいます。 弁護士になるための勉強では、必要な知識もかなり多く、憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法・行政法及び選択科目の各分野について、法律学者が書いた教科書(基本書)、六法、判例集、予備校作成のテキストや問題集などを適宜用いながら、勉強を進めていきます。なお、大学受験で使われているような分かりやすい参考書はありません。 司法試験合格までにかかる期間は、東京大学法学部生が、1年生の春から受験勉強を始めて、大学4年生で予備試験に合格、翌年に司法試験合格を果たせればかなり良い方で、中には諦めるタイミングを逃し、30歳を過ぎても予備試験の受験勉強を続け、人生を台無しにしてしまう人もいます。 単なる興味本位でのご質問であれば、回答の内容はこのくらいで十分でしょう。
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