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ご覧いただきありがとうございます。 現在、簿記2級の本試験問題集を解いています。直接原価計算、全部原価計算でつまずいています。直接原価計算は、変動費と固定費を分け、固定費は製造原価に含まない。逆に、全部原価計算は変動費・固定費を全て製造原価にするということまでは理解できているのですが、、 月初や月末に在庫がある場合の計算がまったく分かりません。添付画像の問題ですと、⑤⑥の部分になります。 解説を含めて教えていただけないでしょうか?
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・直接原価計算の営業利益 売上高4,000,000=@1,000*4,000kg 変動費2,480,000=@620*4,000kg 貢献利1,520,000=@380*4,000kg 固定費1,292,000=加工840,000+販管452,000 営業利228,000 ・全部原価計算の営業利益 売上高4,000,000=@1,000*4,000kg 売上原2,832,000=@708*4,000kg 総利益1,168,000 販管費772,000=@80*4,000kg+452,000 営業利396,000 直接原価計算は生産量が増えようが営業利益は変わりません。 しかし全部原価計算では販売量が一定の場合、生産量を増やせば増やすほど営業利益が増えます。 直接原価計算では固定加工費の840,000円を全額当月の費用として計上しているのに対して、全部原価計算では生産量に応じて当月の費用(売上原価)に含まれる固定加工費が変動してしまうからです。 今回の場合、生産量が4,000kgの時の単位当たりの固定加工費の配賦率は840,000/4,000kg=@210だったのが、生産量が5,000kgに増えたことで840,000/5,000kg=@168に下がります。 つまり全部原価計算では840,000円の内、売上原価には@168*4,000kg=672,000が配賦され、月末製品棚卸高に@168*1,000kg=168,000が配賦されます。 全部原価計算ではこの月末製品棚卸高に配賦された分だけ売上原価が下がるので、営業利益が増えるというわけです。 なので問題中のやりとりのように「販売量は変わらないのに生産量を増やしたら営業利益が増えるのはおかしいですね。利益計画は直接原価計算の方が良いですね」という話になります。 余談ですが全く同じ問題が先日の日商簿記1級試験で問われました。2級レベルの問題が1級の本試験で問われたことで一部で物議を醸してます。笑
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