イラストを描いて少しだけお金を稼いでいます。 確定申告などをしないといけない額を教えてください。 高校生です。

Question

イラストを描いて少しだけお金を稼いでいます。
確定申告などをしないといけない額を教えてください。

高校生です。最近、確定申告というものを知り、もしかしたら確定申告しないといけないのかなと思ったのですが、私は確定申告はしないでも大丈夫ですよね？

月に1万円～4万円ほど頂いていて、去年の10月から始めたので、初めてから8ヶ月です。
稼いだ値段は、だいたい17万円程です。
始めた頃はやる気があったので、多めに稼いでいましたが、最近は月1万円を目標にしていて、今月も1万円くらいです。

このまま行くと、だいたい1年で20万円になるのですが、確定申告などは必要ないですよね？

また、今年から高校生になり、バイトを始めようかと思っていたのですが、バイトをしたら、このイラストのお金にプラスで入ることになりますよね？

また、バイトをするとしたら、イラストで稼ぐのはやめた方がいいのでしょうか？
それとも、バイトの数と上手く調整して、確定申告をしないでいい額に収めたりしたらいいのでしょうか？

お金を稼ぐ前に、しっかりと勉強しておけばよかったなと思っています。

皆様、教えて頂けたらありがたいです。
回答お願い致します。

Answer 1

年間(1月～12月)に稼いだ所得があれば 所得税と住民税の課税対象となります
税金を計算する対象は所得金額です 収入金額ではありません
魚屋が年間に300万円売り上げ(収入)ても 仕入れや店の修理・光熱水料費に200万円使ったら儲けは100万円です 利益である100万円が所得金額です

所得は10種類あります
事業所得 給与所得 不動産所得・・・・・・・雑所得 です
魚屋の収入は事業所得です
イラストによる収入は個人事業による事業所得ですが 事業規模が小さいので雑所得です
バイトで給与をもらったら給与所得です
所得税も住民税もすべての所得を合計した合計所得金額で税金を計算します

各所得の所得金額の求め方は 所得税法で定められています
・事業所得 不動産所得 雑所得(年金を除く)は
収入金額ー必要経費 です

・給与所得は
収入金額ー給与所得控除(最低55万円) です

例
・給与所得(バイト)
年収85万円
△給与所得控除55万円
所得金額30万円・・・①

・雑所得(イラスト)
年収20万円
△必用経費2万円
所得金額18万円・・・②

・合計所得金額
①＋②＝48万円

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所得税

所得があれば 誰でも(高額所得者を除く)基礎控除として48万円を差引けます
合計所得金額48万円
△基礎控除48万円
課税所得金額0円

所得税は課税所得金額に課税率を乗じて計算するので 課税所得がなければ所得税は課税されません
基礎控除の他に 所得金額から差引ける所得控除は全部で15種類あります

誰でも 合計所得金額が48万円以下なら所得税は課税されず 確定申告は不要です

学生ですから勤労学生控除27万円を適用できます
合計所得金額が75万円なら 課税所得金額は0円です

合計所得金額 ≦ 所得控除の控除額の合計額
なら 課税所得金額は0円です

※ 扶養について後述を参照

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住民税

住民税は 地域に応じて次のとおり非課税限度額が定められています
年間の合計所得金額が対象です
1級地 45万円
2級地 42万円 又は 41.5万円
3級地 38万円

ただし 未成年者なら135万円です
超えたら住民税申告が必要です
確定申告をしたときは住民税申告は不要です

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扶養

① 親は扶養控除を受けられる(親の所得が少なくなって減税になる)
② 子が 親の健康保険に家族として加入できる
③ 親は扶養手当がもらえる

①は
子の年間合計所得金額が48万円以下 であることが要件です

②は
見込の年収で130万円未満であることが要件です
これは 収入金額が対象です

③は
会社の規定によりけりですが 大抵は①か②です