僕は経理の仕事をしています。8年目です。 正直、今、私が担当している業務量はかなり多いです。 だから毎日綺麗に仕事が片付…

Question

僕は経理の仕事をしています。8年目です。
正直、今、私が担当している業務量はかなり多いです。
だから毎日綺麗に仕事が片付くわけではありません。期限がかなり遠いものなどは少し残して帰ることもありますが、問題なく次の日には対応してます。

昔から自分のことは自分で全部やるという考え方で、人に仕事を頼むのがすごく苦手です。
仕事を頼むのは、やっぱり申し訳ない気持ちと、僕の業務が減ってしまう…という謎の焦り。
もし頼んだのに、この後手が空くことがあったら…なんて思われるだろう。など色々考え込みます。

それに、僕の場合、自分の担当は自分が全部対応したいタイプなので、手伝ってもらうのも好きではありません。

同じ気持ちの方はいらっしゃいますか？
人に仕事を任せる時に素直に「ありがとう」と思えるようにはどうすれば良いのでしょうか？

Answer 1

あなたが仕事を分担出来ないと思われる理由
①こだわりが強すぎる
②部下や同僚を信用できない
③多少業務量が多くても、そつなくこなせてしまっている
④自分しかできない仕事を持つことが、自分の優位性を高めるものだと信じている
⑤タスクの細分化ができていない
⑥人に頼む=余計な負担を強いる悪い事だ、という思い込み

あなたは職人気質で、大変なこだわりを持って仕事をされているのだと推察致します。
資料作成一つとっても、まさにあなたの作り上げた作品のようなもの。
あなたなりのこだわりが細部に散りばめられた、まさに傑作。
そんな楽しい、ある種の創作活動ともいえる仕事を、他人に奪われたくないし、同じ仕事を自分と違うやり方で乱されたくない。

というか、自分でやった方が早いし、下手に人に任せて失敗されても困る。
仕事量は多いけど納期に間に合うようにはこなせてしまう自分がいる。

それに「この仕事は自分にしかできない」というのが自負であり、
組織の中で自分の優位性を示す材料だという思い込みもあるのではないでしょうか。

結局、何だかんだ困ってない。
つまり、あなたの中に、仕事を分担する理由が無いのです。

でも、仕事を抱え込みすぎていることに多少の危機感があって、質問されたということでしょうか？
確かに、万一あなたに有事のことがあった際、現場は非常に困るでしょうね。
属人的な仕事の割り振りは、組織にとってはリスクでもあるのです。

あなたがご心配の、仕事を分担したがゆえに手が空いたら？という事態についてですが、
その時は誰かのフォローに回るなり、長期的な作業で未着手のものに手を付けたり、経理なら仕事なんていくらでも作れると思うのですが。

そもそも最初は、頼んだ人が最初からあなたと同じ程度にスムーズに仕事をすすめられるとも思えないので、ある程度フォローが必要でしょう。
フォローに時間が取られるので、いつも以上に時間がかかるかもしれません。

でも、根気よく教育していけば、あなたと同程度にまで出来るようになる可能性はあります。
また、あなたは「仕事ができる人」であるようですから、
あなたの仕事の進め方のノウハウを同僚や部下に広めることで、組織全体の効率化が見込めます。

それと、人に頼むのが苦手なの理由の一つに、
感覚で仕事をしていて、仕事のマニュアル化、つまりタスクの細分化ができていない、
というのもあるのではないでしょうか。

例えば、ひとつのタスクの中にも、
ＡをやってからＢをして、そのあとＣをする
…というように、いくつかの細切れタスクがあると思うんです。

タスクの細分化さえできていれば、まるっと全てを任せるのではなく、
ＡとＢだけお願いして、最後の仕上げのＣはあなたが請け負う、ということもできるのですが、
その作業があなたの中で出来ていないがゆえに、タスクひと塊を丸ごと任せるのに躊躇してしまうと言うのもあるのかな、と思いました。

なので、解決方法としては、
①まずはタスクの細分化を実施し、これなら任せてもいいかな、と思える小さな作業から人に振っていく
②自分しかできないを減らし、組織全体の効率化アップに貢献することで、いち作業者としてではなく、リーダーとして認められる道を目指す方向に気持ちを切り替える
③人に作業を依頼する際は、こだわりは捨て、8割程度できていれば上出来、くらいに考えを改める

というところから始められてはと思います。

それに、人って頼られると意外と嬉しいものですよ。
試しに、比較的手が空いてそうな後輩に、小さなことをお願いしてみてください。
喜んで引き受けてくれると思いますよ。
お礼に、その後輩のフォローもしてあげると良いと思います。

実行していけば、組織の関係改善につながる、良い循環が生まれるんじゃないかと思います。