司法試験の難しさは難関大学の大学入試と一概に比較し難いところがあります。 東大文科一類の入試が共通テストによる足切りをクリアした上で二次試験でも①英語から②数学から③国語から④地歴2科目を論述式で問われるのに対して司法試験は要するに民法や刑法等の実定法と民事訴訟法や刑事訴訟法の手続法の法解釈学に限定された試験と言えます。 実定法の法解釈学の論述が得意な人にとっては難しいけど法科大学院経由の司法試験はそれ程難しいとは思わないかも知れません。 一方で実定法の法解釈学や其の法的な思考が出来ない若しくは苦手な人間からすれば司法試験は鬼の様に難しい国家試験となるでしょう。 其の上で司法試験予備試験や法科大学院からの司法試験合格はだいたい東大、京大、一橋と同じくらいの難易度ではないでしょうか。 学部にもよりますが明らかに阪大や早慶の入試よりは今の法科大学院経由の司法試験の方が難しいと思います。 どちらもある程度の才能の部分がないと努力だけでは何ともならない部分がある試験ですね。 まだ医師の国家試験の方が苦手な学生でも医師の国家試験の過去問をやり尽くしたらある程度は合格出来る試験でしょう。 要は暗記力の試験だからです。
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