まず基本的な5要素の配置から覚えましょうね。これを覚えなければ簿記は解けません。 増加する場合は (借方) / (貸方) 資産 / 負債、資本 費用 / 収益 これが5要素のホームポジションです。 減少する場合はそれぞれ左右が逆になります。 現金過不足とは実際に金庫にあるお金と帳簿で記録していた金額のズレがある際、実際に金庫にある金額に合わせる時に発生します。何故ズレたのか分からないけどとりあえずズレているなら実際に合わせよう、ズレている理由がわかったら適切な勘定に振り替えよう、ということですね。 過日借方(左)に計上していた、ということは 過日の仕訳は 現金過不足 20,000 / 現金 20,000 と処理されていたということです。 現金の5要素は資産であり、資産が貸方(右)に来たということは、 帳簿上の現金(資産)を減らしている=実際に金庫にあるお金が20,000円何故か分からないけど少なかった、ということです。 答えの仕訳はまとめているので、分かりやすく分解して考えましょう。 決算日になり、ズレている理由が分かったものがあります。 旅費交通費と受取手数料ですね。 理由が分かったなら記載漏れはいけませんので、きちんと計上します。 旅費交通費は旅費を現金で支払っているので現金のマイナス+費用のプラス、受取手数料は現金を受け取ってますので現金のプラス+収益のプラスです。これをそれぞれ仕訳すると 費用の発生で ①旅費交通費 30,000 / 現金過不足 30,000 収益の発生で ②現金過不足 18,000 / 受取手数料 18,000 になるわけです。 すると過日に計上されていた現金過不足は 借方(左)に計上されていますので、 20,000-30,000+18,000=8,000でまだ借方(左)になぜズレたのか分からない8,000円が残っているわけです。 借方(左)に残っているということは、何故か分からないけど実際の金庫にある金額の方が少なかった、ということですので損になりますよね なので最後までなにに使ったのか分からなかった損、ということで雑損で処理します。 ③雑損 8,000 / 現金過不足 8,000 ①、②、③の仕訳を重複しているところは相殺して、答えのような仕訳になります。
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