親から子に販売していると仮定します。 貸方に商品の理由 未実現利益は、親から子に販売した商品の内、子から外部に販売されていない商品にふくまれています。 つまり、未実現利益がどこにいるのかというと子の期末商品勘定に含まれているのです。ですから貸方に商品勘定、商品を減少させる仕訳になります。 借方に売上高ではない理由 売上高が過大に計上されるのでは?と思うかもしれませんが、親の売上高は子の仕入高(勘定科目としては売上原価)と相殺されていますので売上高に未実現利益は含まれていません。 計上されている売上高は外部に販売された(実現した)ものの合計のみになっているはずです。内部での売上高が相殺消去されている以上、この売上高に未実現利益が入る余地はありません。 既に正しい売上高が計上されているのでこれを手を加えてはいけません。 借方に売上原価の理由 売上原価=期首商品+当期仕入-期末商品 と表せますよね。 先ほど未実現利益が子の期末商品に含まれてしまっていると書きました。 上の関係式に従って考えると、 期末商品の減少→売上原価は増加 という関係がわかると思います。 未実現利益がどこに含まれて、どのように問題を起こしているのか意識できると良いと思います。 「利益」という名称ですが利益項目に含まれておらず、商品に含まれている点に気付けたでしょうか。 まとめると 期末商品の過大計上になっているから修正→これに伴って売上原価を修正 となります。
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