私の場合は、資格を取ってから転職しました。 1度目は25歳手前の24歳の頃、パチスロ店等でフリーターをしていて資格も運転免許くらいしか持っていませんでしたが、バイト仲間から簿記と言うものを聞いて知りまして「会社の儲けや損(損益)が分かるのか」「面白いな」と思ったことから、市販の書籍で学んで6月に日商簿記3級、11月に日商簿記2級と全経簿記1級を取って、ハロワで見つけた税理士事務所に未経験で採用されて勤めました。 ですが、給料があまりにも安くて、賃貸アパートの家賃支払いにさえ困る始末となる中、翌年3月に建設業経理士2級を取得、その後、稼げる業界を探して不動産業界に目をつけて、また市販本で10月に宅地建物取引士を受験、12月に合格したので税理士事務所は1年で辞めて、東証1部上場の不動産会社へ転職しました。もちろん、こちらも未経験の業界でした。 当時、年齢も若かったので採用されたのだと思います。 2度目の転職、不動産業界では6年半勤めました。 会社の指示で損害保険募集人資格や分譲マンション管理の国家資格:管理業務主任者などを取得しました。 29歳のときには店長も経験しましたが超激務で体調を崩して入院してしまい「この会社も長くは勤められないな・・・」と思い、退職して田舎街の地元へ帰りました。 今は3度目の転職で、地元に本社がある従業員1,500名程の物流会社で2部署の経理職兼総務職をしています。また資本金5,000万円の同じく物流会社ですが子会社1社の経理・総務・人事全般の業務も兼任しています。もう勤めて13年になりました。 田舎街でまともな会社の求人募集など見当たらない中、それなら地元で優良と言われている会社へ入社しようと、今勤めている会社の交代制の作業員の求人募集に応募しました。 そうしましたら、面接時に「経理の仕事はどうですか?」と尋ねられて、求人募集を出していなかった事務職での採用となりました。 面接時には、簿記資格を持っていたことや宅建士や管業の資格をもって某大手企業で不動産営業をやってきたことが高く評価されました。 面接担当者は、建設業経理士2級という簿記資格のことも知っていました。 入社後に知ったのですが、グループ会社には建設会社や不動産会社(エイブル、アパマンショップ、ミニミニ、センチュリー21、ピタットハウスなどのFC店を数店舗運営していました)もあり、そして私が勤めている物流会社も、とび・土木一式の建設業の許可を取っていて、それで色々な資格のことを知っているのだと言うことが分かりました。 ですので、私の場合、 先に資格を取ってから転職し、その職業経験・実務経験で今の仕事に就けています。 経理の実務は税理士事務所での1年程度で、物流業界というのは未経験の状況での転職でした。 今の会社に入社した後は、自己啓発としては自費で税理士試験科目の簿記論と財務諸表論は大原簿記やTACの通信講座で学び、取得しました。 会社からの指示で社費にて、法律上一定数の有資格者が社内に必要な運行管理者(貨物)と第一種衛生管理者の2つの国家資格は受験・合格して取得しました。 整備or点検or管理の実務経験(2年以上)又は自動車整備士の国家資格の有資格者が取得できる整備管理者という国家資格や甲種防火管理者、ボイラー取扱技能者など、講習で取得できる資格も会社側から取得指示があり取りました。 これら多くの資格ですが、 簿記知識:担当部署、子会社の月次・年次決算や財務分析で活用。 宅建知識:貸倉庫の賃貸借契約書作成や契約締結で活用。 損保知識:子会社の車両や社屋、輸送中の保険等の新規・更新業務で活用。 運行知識:運行管理者(貨物)と整備管理者の国家資格は運輸局に選任届出済み。仕事自体は運送基本契約書・協定書・覚書等の作成や産廃免許更新等の申請書作成業務や私以外に有資格者が不在の場合は代わって点呼業務。 衛生知識:所管の労働基準監督署へ第一種衛生管理者の有資格者として届出済み。 甲種防火管理者とボイラー取扱技能者はボイラー取扱作業主任者として消防署へ届出済です。 このように今勤めている会社は、前職迄に取得した資格や経験、そして入社後に取得した資格など、ほぼ全ての資格を活かせるポジションを与えてくれました。 このような経験から 「芸(技能・技)は身を助ける」だなと感じています。 そして、何より大切なのは「良き会社との出会い」です。 「自ら選んで入社した会社次第」「勤め先次第」でその後の人生は大きく変わるということです。 良き会社とは、きちんと雇用条件の通り賃金を支払う会社で、かつ職場の雰囲気もよい会社、本気で社員=人材を「人『財』」と見ている会社、客観的でかつ正当と思える評価基準のある会社、福利厚生:退職金制度や住宅手当が明確できちんとしている会社、賞与もしっかりと支給されるなどです。 良き会社との出会いには「運」の面もあります。 結局は、会社というところは、入社してみて覗いてみないと、その会社の本当の姿(社員を大切にする会社なのか、職場の雰囲気は良いのか)は見えませんよね。ですので会社選びは、ギャンブル、賭けと同じだと思っています。 ですが、何も努力していなければいくら強運の持ち主であっても良き会社への入社のチャンスは目の前を通り過ぎていくだけで、面接担当者の目には止まりません。 なので、努力していれば「運も開けてくる」と私は考えています。 確かに同僚や以前共に働いた部署の社員で退職していった者も20人近くいます。勤め先が合う・合わないは人それぞれだと思います。 私の場合は、今の会社と自分自身が合っていますし、居心地の良いポジションを与えてもらっているので辞めようとは思いません。 ですので転職癖も止まりました。 過去を振り返りますと、もう同じことは二度としたくありません。今はもうそんな気力はないです。 ここまでやってきて田舎街にある運送屋の事務員か・・・と思うときもあります。ですが、今の世の中、普通の生活を送るだけでも大変厳しい時代ですよね。ですので、こんなものかなとある面では妥協と納得をしています。 これだけ資格を取っても、まだ取得しなさいと会社から指示があります。 毒劇物等の資格などです。 〇〇の資格がないと〇〇の仕事が出来ないあるいは営業許可等の登録できないという資格取得には積極的な会社です。 私的には、社内転職と言いますか、通関士の国家資格を取って部署異動をして、経理や今の仕事とは違った業務をやってみたいと考えています。元々は飽き性な性格なので。 25歳となる前、フリーターの頃、はじめて「簿記」と聞いたとき「ボキ?」「何それ?」でした。簿記のボは、帳簿の「簿」だとバイト仲間の女の子から聞いても漢字さえ書けませんでした。 そんな私でした。 ですが、そんな私でも今の安定した仕事が得られているのは、やるべき時にやるべきことをやってきたからだと思っています。 子会社で採用時の面接担当(雇用条件を説明する担当)をしていて、履歴書をみますと「明日は我が身かも知れない」「この人のようになっていたかも」と思うときもあります。 ですので、仕事や資格について考えたり、「今の自分ってどうなの?」「一体自分自身、何がしたいの?」と思ったときが人生の分岐点であり、そのときどう動くかで将来は大きく違って来ると感じています。 働き方改革で正社員での雇用義務も65歳となり、継続雇用の努力義務は70歳迄という世の中になってきます。 ですので、少しでも早くに安住の地(=落ち着いて働ける職場・会社との出会い)に辿り着けることが大事ですね。
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