解決済み
公務員試験の制度について質問です。今、大学3年で公務員試験の対策を始めようかと思っているのですが制度がイマイチ分かりません。 私は神奈川県の藤沢、横浜あたりの市役所に務めたいと考えているのですが地方上級試験を勉強すればいいのか市役所A日程の勉強をすればいいのか分かりません(市役所上級?)。 また、市役所は市役所ごとに試験が異なっていて各市役所が作る試験をその市役所に志望している人達が受けるという試験形態なのでしょうか?つまり地方上級試験は受けなくていいのでしょうか? すみません無知すぎて変なことを言っているかもしれませんがご教授頂けたら嬉しいです。
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まあ超ざっくりと説明しますね。 公務員試験って行きたいところだけ(例えば1つ)受けて最終合格すればラッキーですが、そうなることって明らかに優秀な人以外まああまりないと思っていいのでもれなく併願してください。 ①国家総合職試験 これはいわゆるキャリアを目指す人が受ける試験です。超難しいので東大や京大などの帝大、早慶理科大やGMARCHなどの一流私大の学生でも簡単ではないのでそれいがいの大学(中堅、Fラン)はまあ受からないと思っていいでしょう。もちろん競争試験ですので理論上点が取れれば大学は関係なく受かります。ただそれほど甘くはないですw ただ、後に続く地方上級などの試験の時事問題対策に仕えますので時事問題だけ真剣にうけてあとは気軽に模試間隔で申し込んで受けてみてください。 国家公務員の問題は人事院が作ります。地方公務員の問題は東京都など自前で作るところを除けば別の機関(財団法人日本人事試験研究センター)が作ります。この2つの機関では問題作成において相互に融通させることはないので絶対とは言いませんが、国家公務員で出た問題の時事が地方で出る可能性は十分にあります。ですので受けるだけ受けましょう。落ちて当然という感覚で。ただ、専門が3時間30分(事前の説明や答案回収を含めると4時間ないくらい)と長いので事前にトイレは済ませましょう。事前に水分をがぶ飲みすると4時間程度トイレに行かないのはなかなかつらいですよw尿意を感じると余計集中できません。そんなときは迷わず途中トイレに行けますが、その分時間は削られます。また試験監督の都合上開始30分間と終了前10分はトイレや途中退室などはできません。同じく午後に教養(3時間)があります。 この試験はくそ長いので机の下にペットボトルを置いておけば試験中に申告すれば水分補給することも可能です。可能な時間はトイレ同様です。 ②東京都など 普通地方公務員試験って地方上級・A日程、B日程など同じ日に行われますが、独自に問題を作る東京都などは独自の日程で実施します。ですので関東在住ならこちらも併願しておきましょう。過去問はHPなどに公開してあります。他にもどんな自治体が独自の日程でやっているのか調べてみるといいでしょう。 ③国家一般職(大卒程度) まあ多くの方がこれを受けるかとおもいます。ノンキャリア、準キャリアとかいう国家公務員ですね。これはもれなく申し込むことと、模試感覚ではなく真剣に受験してください。問題は試験実施元の人事院が作成するので試験が終われば持ち帰ることもできます。ただし、途中退席して試験後指定の時間に問題を取りに行かなければもらえません。途中棄権者の場合は持ち帰りは一切できません。国家総合職についてもこれは同様です。 ④国家専門職 皇宮護衛官(いわゆる皇室関連の警察)、刑務官、国税、食品衛生監視員、労働基準監督官など国家公務員でも専門的な職務に従事する人の採用試験です。 ⑤地方上級・市役所A日程 いよいよあなたの本命ですね。 地方上級は東京都や特別区など独自の日程でやる東京や北海道などを除く府県や政令指定都市の採用試験をまとめて地方上級なんて言ったりします。これと同日に市役所A日程というのも実施されます 申込は複数できますが、残念ながら体は1つしかないのでどれか1つしか受けられません。ですので福岡市と京都市の両方を申込できますが、最終的にはどちらかを選んで受験するしかありません。申し込んでも受けない場合は特に連絡は不要です。 自分が受けたい藤沢市や横浜市はどの日程で実施されるのか調べてみましょう!また周辺自治体もほかの日程で実施なら併願できるのでできるだけ場数を踏んでいくといいでしょう。 ちなみに地方公務員の試験問題は持ち帰れません。すべて回収しすべて数を数えるので不正に持ち帰ろうとしても無駄です。 ※横浜市は地方上級です。 ⑥市役所B日程以降(他にもC日程など) これはA日程のあとに実施されるものです。B日程、C日程などと続きます。 C日程は9がつにある試験で高校生も受験するような試験です。あなたが高卒程度試験(初級)を受験はできませんが、田舎の”役場”とかになると規模が小さいので高卒程度試験のみ実施します。多くが受験資格が高卒見込み~30歳までなのでそれまでの試験で結果が残せていない大卒(見込み)の人でも受験できます。もちろん役場でもそれなりの規模があるなら大卒と高卒を分けて実施しますので調べておきましょう。 (例)大卒をB日程、高卒をC日程で実施。 ⑦国立大学法人 これはまあ国立大学の職員採用試験ですね。厳密にいえば今現在国立大学法人はありません。なぜなら独立行政法人化して国立大学法人になったからです。国立大学職員は昔は国家公務員だったのですが、今は厳密にはことなります。準公務員とでもいいましょうか。採用試験も各地方ごとに分かれます。例えば東大の職員になりたいのに九州で試験を受けたならば東大の職員にはなれません。自分が入りたい大学の地方の試験でうけてください。ちなみに公務員試験のように専門試験がなく、教養試験のみです。 ⑧広域行政組合 例えばごみの処理施設とか火葬場とか消防など小さい自治体で1つずつ整備して運用するのってとても効率が悪いですし金もかかります。そこで同一の案件をもちよって共同処理するのがこれです。 ⑨農協(JA) まあこれは公務員ではないのですが、9月頃採用試験を実施しています。 まとめ ・色々申込はできる(受験資格があることは事前に確認しておく)が同一の日程の場合は体は1つしかないのでどれか1つを受けることになる ・いろいろ申し込めるとは言え同一日程の試験で2つ以上の職種に応募はできない(例)横浜市の事務職と学校事務は同一日程だから申し込みは1つしかできない。 ・公務員試験はあくまで採用試験ですので採用候補者を決める試験です。最終合格すれば採用候補者名簿に成績順に載ります。地方公務員の場合は採用権者の請求に応じて採用者が決定します。国家公務員の場合も同様に名簿に載りますが、国家公務員の場合はここからがはじまりです。各省庁各機関独立していますので採用は自分で官庁を訪問してアピールして内定をもらわないといけません。 ・最終合格=採用内定ではない。ただ、地方の場合最終合格=採用と言っても差し支えはない。ただし国家公務員の場合は最終合格≠内定。合格後に自分が行きたい官庁を選んで訪問しなければならない。
なるほど:2
大学生でそれだとちょっと困りますね。 それぞれの市町村というのは別々の会社のようなもので、市役所の採用試験というのは、各市役所がそれぞれに実施しています。(一部に、近隣の市が合同で実施する例があります。) それ以外の妄想はきっぱり頭から捨ててください。 予備校や問題集の出版社のような受験業者が、採用者も受験者もそんなに多くない自治体の試験への対応を自治体ごとにやるのは効率が悪くて儲からないので、都道府県庁や市役所の大卒向けの採用試験をひっくるめて、「地方上級」と呼んでいるだけで、「地方上級試験」というものがあるわけではありません。 また、近隣の同じくらいの規模の市役所がバラバラに採用試験を行って、いくつも受けることができるようにすると、優秀な人はどこの試験も合格しますが、体は一つしかないので、どこか一つの自治体以外は辞退することになって、大量の辞退者が発生し、「ザルで水をくむ」ような事態が発生します。 これを防ぐために近隣で規模が同じくらいの自治体(=合格難易度も同じくらい)は、相談して同じ日に試験を行って、一つしか受けられないようにしています。 そのために一緒の日程で試験が行われる日を、早いほうからA日程、B日程…と呼んでいるだけで、これも「A日程試験」というものがあるわけではありません。 (一般に、難易度が高い国や大規模な自治体から先に試験を行って、それに落ちた人が、後から行われるより小さな自治体の試験に回ります。)
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