解決済み
意見をお願いします。博士課程進学か、就職か迷っています。 私は、小学校4年生の時より研究者になることをぼんやりと描いていました。大学では物理学科に進学し、現在は東京大学大学院の修士1年生で、物性理論の研究をしています。 自分は一度就職をすることを決め、現在は就職活動中です(1個は推薦で出しています、まだ内定をもらってはいないので辞退は可能です)。 しかし、本当に就職でよいのかという気持ちが最近出てきています。 最初に就職を決めた理由は、 ・博士課程進学そのものよりも、博士課程を出た後が不安(近年は博士課程でも就職は可能だと思いますが、修士で就職できるところに博士だと就職できなくなるのではないか、また遅れて入ったことにより企業での出世が遅れるのではないかという不安があります) ・博士課程進学により婚期が遅れる、また結婚相手が見つからないのではないかという不安(これに関しては、マッチングアプリを使えば頑張れば見つかるのかな?と思い始めました。) ・研究室内での人間関係(教授、先輩を中心に議論の穴をすぐ突っ込む文化があり、褒める、賞賛する文化があまりありません。5時間ぐらいかけて解いた問題に対していきなり突っ込みから入られるのが怖く、学問そのものは嫌いではないのですが研究者という人種が嫌いになりかけていました。就活での説明会でも、社会人はまともな人が多く、研究者という異質な性格を持った人の中にいることは今後自分にとって幸せなのかと思いました。) ・将来的に、社会に出たほうが、自由に生きられるのではないか?と思ったこと。(金銭的にも就職したほうが安定ですし、博士課程進学を通して、細々と一人で研究するよりも、会社のお金で研修に参加したり資格を取ったりしたほうが学ぶことも多いのではないか、と感じました。博士課程進学といっても、実質的な指導はあまりなく(特に私の教授はほとんど指導しないです)、自分で学習していくことがほとんどになるので、学費を払うだけになるのではないかと思っていました。) ・社会人になったほうが、結婚相手、友達など、生涯の人間関係を築けるのではないか、孤独感が少ないのではないかと思ったこと。COVID-19の影響もあるとは思いますが、一人で毎日研究をする、そしてゼミでは突っ込まれることが多い、という状況で、誰にも助けてもらえないような孤独感を感じることが多かったです。社会人になれば、会社のサークル活動や仕事を通じて、人と関わることが増えて、孤独感を感じなくなるのではないかと思いました。また、男ばかりの環境というのも競争意識が強すぎるので個人的に嫌いで、会社のサークルでは女性もおり、結婚相手も見つかるし、人間関係もよくなるのかと思いました。 あまり裕福な家庭ではないのですが、博士課程進学への金銭的サポートは、大学生の時よりもらっている給付型奨学金や大学院でのサポート制度があるためおそらく大丈夫だと思います。また、給付型奨学金には500万円以内の長期留学のサポートもあり、就職すればこのサポートを受けるチャンスは失われてしまいます。 特に最初は研究室での人間関係が本当に嫌でしたが、頑張りすぎない、攻撃的な相手には優しくするなど、要領を得てきたため、最近は迷い始めています。また、結婚相手を見つけるための女性との関わりに関しても、結局会社に入ったところで自分から行動を起こさなければチャンスは変わらず、大学院でもマッチングアプリなどを通して精力的に行動していけば問題ないのではないかと思い始めています。 人間関係が人生の幸せを大きく決定する、と言われます。私は研究者になりたいというよりも、幸せになりたいと考えています。自分にとっての幸せが何なのか、日々模索しています。好きなことを仕事にすると、理想と現実との乖離にいやになってしまうから好きなことを仕事にはしないほうが良い、という意見も聞きます(まさに今うすうす感じていることでもあります)。ただ、人間関係にしても金銭的な面にしても周囲の平均値にとらわれず自分なりに工夫すれば楽しめるのではないかという気持ちもあります(自分は、学問は好きなのですが一般的な研究者の性格とは結構違うため、周りとの相性が合うかという不安がありました)。 仕事はほどほどにやって、プライベートを楽しむことに集中するのか、仕事に自分の理想を投影するのか、何が良いのでしょうか。 社会人になれば、良い人間関係に出会えるのでしょうか。。結局、社会に出たところで、どこにも変な人(または合わない人)はいるものでしょうか。 博士課程の方や、博士課程と就職を両方経験された方、就職を選んだ方、様々な方の意見をお待ちしています。 駄文、長文失礼いたしました。
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文章を読む限り就職するがよいと思います。 就職する事のメリットや研究室に対する不満は長々と書かれているのに、研究を行う事の楽しさ、魅力については一切書かれていないからです。 就職を決めた理由で書かれている内容は概ねその通りだと思います。こうしたデメリットがあるにも関わらず研究者を目指すなら、それに見合うだけの見返りが必要で、はっきり言って、その見返りは「業務として研究ができる」事くらいしかありません。他にもやりがいや、研究者という職業の社会的ステータスといったものもあるかもしれませんが、それらが必要なら、もっと低リスクで得られる職はほかにいくらでもあります。 研究者を目指すなら、寝食を忘れ没頭するべきと言いたい訳ではなく、研究室内の人間関係に問題があっても、それ以上に研究したいと思えるくらいの拘りがないと、研究者を目指す事のリスクやデメリットを天秤にかけた時に釣り合いが取れないので、研究者なんて目指すべきではないと言いたいのです。 多分、子供の頃に憧れた研究者になる為に、大学院まで進学してみたけれど、研究室の人間関係に問題があるとはいえ、研究は一心不乱になるほど程楽しいものではなかった、でも研究者になる為にこれまで頑張ってきたのに簡単に諦めて良いのかという葛藤があるのだと思います。 自分で書かれた文章をよく読んでください。憧れの研究者になりたかっただけで、研究を行うことそのものには、それほど強い拘りがない事が読み取れます。研究する事に強い喜びが感じられないなら、研究者を目指しても苦労ばかりで、良いことなんて殆どないと思います。薄々感じている良くない未来予想は高い確率で現実のものになると思います。
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博士を取得し民間に入った身です。工学系です。 気になったのは2点です。 ・今の研究室の人間関係 研究室がブラックならその時点で少なくともそのままの後期進学は勧めません。 ただし、ご質問を拝見した限りでは熱心で議論が活発な研究室なのかパワハラ・アカハラがきついブラック研究室なのかわかりかねました。きちんと内容を確認して指導も行き届いた前者のように思われるのですが……。 それでも、質問者さんはそもそも研究者気質の人と合わないのなら、研究の道はお辞めになった方が良いように思います。 強いていえば、人間の問題なら書かれている長期留学を試して海外の別の研究室を経験されてはどうでしょうか。日本とは人間性そのものも違いますし。長期留学経験があれば就職に際しても博士分遅れるデメリットを補える可能性が高いです。 ・研究が好きじゃなさそう 他の方もご指摘の、そもそも研究者に向いていないのではと思われる部分だと思います。 俗に言われる「三度の飯より勉強が好きじゃないと学者にはなれない」ではないですが、他のことよりは研究が好きというご様子が見て取れません。 今時、一人で黙々とやれるのは学生時代だけです。 研究は好きだけれど論文にするのは苦行という学生なら沢山見ますが、研究自体を一人でやれることをウルトラハッピーに感じられないなら研究そのものが好きではないような気がします。 公募資金を獲得したりいずれ自分の研究室を持って指導したり学会運営するような立場になったら生き生きする貴重なタイプの研究人材になる可能性は感じます。でも、組織をマネジメントするそういう立場は研究と関係ない職種でいくらでも着けるので、質問者さんが幸せになるためと考えるとやっぱり研究の道はやめた方が良いでしょう。 ただこれも、修士ということで与えられたテーマがあるなら、テーマが合っていないだけという可能性も無くはないです。 本当はやってみたいテーマがあるなら、留学でそのテーマをやれる研究室に変わるチャレンジはして良い気がします。
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東大の物理系、物性物理(実験系)博士課程から企業に入りました。 博士課程は結構キツかったです。 業績がらあがらずに学位を取れないのではないかという不安。 就職の不安。学部や修士で就職した友人が社会人として立派になっていく焦り。 特に、一年目後半から二年目前半くらいは研究の目論見が外れて進展せず大変でした。 最終的には、J. Chemical PhysicsやPhysical Review Bなどに論文が掲載され、やれやれ、でした。 たぶん、就職なさった方が良いように思います。企業のエリート社員とみなされ、人間関係構築もやり易いでしょう。 しかし、企業が就活生、特に東大生に当てるのは相当に優秀で常識的な人で、入社後はいろいろな人が居るであろうことは認識しておきましょう。 また、企業で成功するためには博士課程と同等以上の努力と運も必要です。
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同じく物理専攻で、就活後にD進しました。 結局D進したのは、(何も考えてなくて就活が上手くいかなかったのもあるんですが)今研究している物理に興味があったからです。 質問者さんは今の研究対象について、どう思っていますか? 人間関係のこと、就職のこと、生活はもちろん大事だし、私も何度も悩みましたけど、それより進学は研究していくぞ!という気持ちがないとやっていけないです。研究・学問に対する気持ちが見えなかったので、そのまま就職がいいのではないか、と個人的には思います。 ・D進後の進路・・・人それぞれです。理・物・理論だと研究内容と近い仕事はないかもしれませんが、幅広く活躍の場があるなと感じます。東大であれば就活関連のバックアップもかなりあるのでは、と非東大としては思います。 ・婚期が遅れる・・・人それぞれです。在学中に結婚される方もざらにいます。質問者さんは男性ですよね。出産する側でもないので、学生OKの女性であればいくらでもできると思います。出会いが少ないというのはあるでしょうが、就職先によっては女性がいても接点ないのは変わらないかも。 ・研究室内での人間関係・・・文化的なものはある程度仕方ないかな?でも、なじめないとしんどくて、地味に心をむしばまれていくので、しんどかったら辞めた方がいいと思います。Dからの3年間はなかなかきついかと。就活での説明会は、みなさん丁寧ですよ。もちろん一般企業的な文化もあるでしょうが、その企業に来てほしいのだから丁寧にするに決まってます。 ・博士になっても自分で勉強するだけ・・・それができないなら就職した方がいいです。理論だと特に自分でやる傾向が強いのかな?と思います。研究的な学びと、研修や資格的な学びは個人的には別物です。どちらがいいとかはないですが、質問者さんはどちらを学んでいきたいんだろう。 ・社会人の人間関係・・・私はまだ学生なので社会人の実際はわかりませんが、社会人になって期待するのがサークルなの?と少し思ってしまいます。孤独感は特にコロナの理論系だとあったと思います(私も友人から話を聞いています)。 ・金銭的サポート・・・最近Dへのサポートが進んでいるので、MのときよりDの方が案外困らないかもしれません。 研究者になりたいよりも幸せになりたいとして、それとD進を迷う理由があまりわかりません。D進したからって研究者にならなければいけないわけではないし。 仕事に全力かプライベートとのバランスかは人によりますし、どちらがいいというものでもないです。お話聞くとプライベート型かなとは思います。でもそれとD進も別に関係ないです。D進すると直近3年間全力、という意味では向いてないのかもしれません。 思いつくまま書きました。進路は大切なことですので、納得する進路が見つかると良いですね。
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