美容系のお仕事に興味があり

Question

美容系のお仕事に興味があり美容専門学校に進学し
将来はその方向で就職したいのですが、

美容師などには興味がなく、ネイルやメイクアップアーティスト、ビューティーアドバイザーの方に興味があります。

わたしの興味のあるお仕事はやっぱり続けるのが難しいお仕事なのでしょうか？

美容系のお仕事についてのサイトなどを拝見して、
きつくて辞めてしまった。や給料が少なく生活するのが厳しい。ノルマ達成出来ずにコスメにお金が飛んでいく。
などマイナスな意見の方が多く見られます。

現役で働いてる方、もう辞めてしまった方に質問です。

このお仕事だけでは食べていけない。や
何をするのがきつくて、どんなところが楽しいのか
また、何歳まで現役で働くことが可能なのかなど
詳しくそれぞれのお仕事について教えて欲しいです。

長くなりましたが進路の参考にさせていただきたいです。
よろしくお願いします。

Answer 1

美容師です。

ふんわりと「美容系」という言葉を使う人でやっていける人はほぼいないと思ってください。「美容系」の中で最もやっていくのが容易な職業は「美容師」です。それすら無理に感じる人はあとは全部無理です。

「メイクアップアーティスト」メイクの技術を生業にしている人なんてほとんどいません。探せばいるようですが、かなり裏方的職業な上、なる方法などわからないくらいレアな職業です。コネでもない限り不可能と思ってください。しかも毎日仕事があるわけでなし、まったく儲かりません。

「ネイリスト」僕はネイルも経営しているのでわかりますが、ヘアーに比べて生産性が低く、無資格で誰でもできるために競争が半端ありません。よほど才能がない限り最低賃金取れればまあ良し、「好きだから」という気持ちだけで頑張る世界です。

「BA」そもそも美容学校を卒業しているのは殆ど意味がないです。正社員になれれば良いですが、ほとんどが契約社員という世界で、しかもこの職業はあくまで「化粧品販売業」です。似合うメイクをアドバイスするのではなく、メーカー推しの製品を必死に売ってノルマ達成と戦う職業です。離職率は半端ないようです。営業力のない人には厳しいでしょう。

僕は美容師を30年以上続けています。楽しいからやっているだけです。
ハマれば最高に面白い職業ではあると思います。
「何歳まで現役で働くことが可能なのか」
20歳で辞める人もいれば、80歳を過ぎてもやる人もいるので、可能不可能だけでいうなら、能力のある人は目が見える限り、手が動く限りできます。

美容師が好きでやっているので、キツクもなんともないですが、技術職である以上常に努力と向上心が必要なので、「練習や研究」が苦手な人にはしんどいと思います。

美容業界で、最も厳しく育てられた世代が今の40代辺りだと思います。美容師が人気職業だったため、志望者が多すぎてものすごく雑に教育されていたと思います。
今はこんなご時世、40代くらいのベテラン美容師たちは「若い人が打たれ弱い」ことは知っています。少し何かあればすぐ辞めるので、どこの美容室でも「思い切り甘やかしてもらえる」と思います。
そのため多くの美容室で「少ししか練習していない」のが現実です。

でも、先輩がどれだけ緩くても甘くても、結局ヘタクソにはお客様は集まらないので長く食べていくことはできません。

教育に力を入れれば労基に文句を言われるご時世ですから、先輩も職場も厳しくありませんので、勝手に上達する以外に生き残る方法がなく、今後も「実力の世界」であることには違いないので、自己管理できる人以外は「美容系」は止めておいた方が無難だと思います。