市役所の公務員試験は、基本的に団体ごとに行われる職員採用試験のことですから、団体ごとに試験内容や合格の難易度が異なります。 …ちなみに名称も団体により異なり、初級と呼ばず、高卒・高卒程度・Ⅲ類・2種・Bなど様々です。 また、市役所などの自治体で最終合格(筆記や面接など全ての試験を突破した合格)した場合は、殆ど採用されると考えて良い(職につけない可能性は低い)と言われます。 筆記の難易度はさほど高くないと認識しています。 稀に「かなりの進学校の成績上位者でなければ見込みなし」なんてコメントでやたらと学力が必要だと主張する人もいますが、そんなことは(少なくとも私の知る限りは)ありません。 ある公務員専門学校が合格者のデータを詳細な形で提供してくれますが、2020年度に高卒事務系の地方公務員に筆記合格した人(延べ113名)の出身高校の偏差値は、平均が51.16、中央値52、最低値38、最高値67(「みんなの高校情報」で確認できる学校のみ・学科により複数の偏差値がある場合は高い方を採用)です。 これくらいの高校出身の人たちが、早い人は高校3年生の秋ぐらいから…遅い人は高校卒業から対策を始めて半年~1年半程度の勉強で筆記合格しているのです。 少なくとも「かなりの進学校」なんてことは無く、高校偏差値のバラつきを見ても「対策が実れば偏差値の低い高校の生徒も勝機がある」…そういった難易度と言えます。 中学生で「頭が悪い」というのは、大抵の場合、勉強する習慣がないか、勉強の仕方が適切でないか、またはその双方です。 難関大学を目指すのでもなければ、そこを改善できれば目標に近づけます。 ですから、質問者さんとしては、まずは高校受験で自身のベストを尽くしてください。 そして進学後、日々の勉強を着実に進めてください。 その上で、高校2年生の夏以降、初級公務員試験の対策をしっかりと進められれば、大抵の団体で筆記突破できるでしょう。 あと、忘れてならないのは面接の存在です。 2020年度に配点を公表している政令市(16団体)の配点の平均を見ると、高卒事務系公務員の最終合格に必要な得点の74%以上が面接に割り振られています。 面接がいかに最終合格に直結するかが理解できます。 上記の専門学校で言えば、一次試験日程などを考慮して分析すると、全生徒の40~50%が高卒事務系の筆記試験に合格しています。 しかし、その先の面接等も突破して最終合格を掴んだのは、全生徒の15%程度しか存在しません。 このため面接を含めて考えると、最初から大学進学を目指してきた生徒が、偏差値で60前後の大学に合格する程度の難しさがあると感じます。 ですから、高校入学当初から、勉強のみならず部活や生徒会・クラス委員・ボランティア…等、何でも良いので少なくとも一つには、継続的かつ前向きに取り組んでください。 その中で、面接対策の基本的な材料となる「頑張った・克服した・周囲と協力した経験」をしっかりと獲得し、高校3年生の6月頃には「どの様に面接でアピールするか」の骨子を考え、応募時に記載できるようにしましょう。 頑張ってください。
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倍率と自身の学力次第で難易度は変わります。 志望している市役所の試験内容や倍率、合格点、その過去問を調べてみてはどうでしょう。 目標点を高めに設定して、3年かけて勉強すれば達成できるのかどうか、じゃないですか。 高校生のための無料公務員セミナー等もあるので、そちらもチェックしてみてください。 効率は良くなりますし、1年生の頃から勉強している人はそこまでいないと思うので、大きなアドバンテージです。 国家公務員も良いですし、併願という手もあります。地元の市役所職員になりたい!という気持ちが無いなら、考える価値はあると思います。
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