今年２０歳で来年21歳になる高卒の者です。 高卒公務員の試験を受けたいと思っているのですが、 偏差値でいうとどのくら…

Question

今年２０歳で来年21歳になる高卒の者です。
高卒公務員の試験を受けたいと思っているのですが、
偏差値でいうとどのくらい必要なのでしょうか？
どのような問題が出るのでしょうか？面接は何を聞かれるのでしょうか？
事務系の職種を希望しています。

Answer 1

難易度を示す適切な基準は無いです。

旧来、高卒事務系公務員の難易度として言われてきた「地方国立合格レベル」との表現には、次の問題があります。
①高卒事務系公務員の合格者が何人か地方国立に合格しても、それが必要条件か十分条件か判断できない
②サンプル数を集められる公務員予備校も、多くの受験者は大学受験から公務員志望に切り替えるので、本当の意味での比較はできない
③「地方国立」自体が医学部を除いても偏差値45程度から65程度まで開きがある
このため、私は①②を理由に「根拠が非常に曖昧」だと思いますし、③を理由に「難易度の表現として意味がない」と思います。

ただ、敢えて難易度を表現するならば、私の周囲の生徒達の高校2年生末の成績から考えると、河合塾の大学受験偏差値（5教科7科目）で50程度から筆記合格でき、55程度で確実性が増すと思います（団体・年度による差あり:この程度の人で3～5カ月程度の対策必須）。
この表現は、実際に生徒たちの模試偏差値より「少し高め」に記載していて、コロナ禍の影響で難化したと考える今年度についても、上記表現は超えていないと感じます。

肝心なことは大学受験の偏差値よりも、必要な対策をしっかりと進めることでしょう。
この質問 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13236543828 の回答に偏差値45の高校から合格した方が複数おられます。
要するに、本気でしっかりと努力すれば、届かない目標ではない…その努力を払えることが大切だと考えます。

高卒事務系の合格について、「かなりの進学校の成績上位者でなければ見込みなし」なんてコメントで「やたらと高い学力が必要」な旨を主張する人もいますが、そんなことは（少なくとも私の知る限りは）ありません。

ある公務員専門学校が合格者のデータを詳細な形で提供してくれますが、2020年度に高卒事務系の地方公務員に筆記合格した人(延べ113名)の出身高校の偏差値は、平均が51.16、中央値52、最低値38、最高値67（「みんなの高校情報」で確認できる学校のみ・学科により複数の偏差値がある場合は高い方を採用）です。
これくらいの高校出身の人たちが、早い人は高校3年生の秋ぐらいから…遅い人は高校卒業から対策を始めて半年～1年半程度の勉強で筆記合格しているのです。
少なくとも「かなりの進学校」なんてことは無く、高校偏差値のバラつきを見ても「対策が実れば偏差値の低い高校の生徒も勝機がある」、そういった試験だと言えます。

さて、高卒事務系公務員の筆記はそのようなレベル感だと思います。
ただ、問題となるのは面接です。

2020年度に配点を公表している政令市(16団体)の配点の平均を見ると、高卒事務系公務員の最終合格に必要な得点の74％以上が面接に割り振られています。
面接がいかに最終合格に直結するかが理解できると思います。

上記の専門学校で言えば、一次試験日程などを考慮して分析すると、全生徒の40～50％が高卒事務系の筆記に合格しています。
しかし、その先の面接等も突破して最終合格を掴んだのは、全生徒の15％程度しか存在しません。

このため、面接を含めて考えると、上述の大学受験偏差値で60前後の大学に合格する程度の難易度があると感じます。

なお、筆記試験の問題にはいくつかのパターンがあります。
受験したい団体の受験案内を確認し、その内容に合致したテキストを書店などで確認してください。

また、面接は「面接官が聞きたいことを聞いてくる」と表現するしかありません。
ただ、志望動機・自己PR（長所や短所という聞き方もあり）・頑張ったこと・公務員として携わりたい仕事…等は、高い確率で聞かれると思います。

いずれにしても最終合格は簡単な事ではありません。
それを肝に銘じて、筆記・作文・面接など、必要な対策を進める必要があろうと思います。

Answer 2

年齢制限に引っかからないことが前提でお話します。
公務員試験は就職活動なので偏差値はないです。あえて大学受験に直すと、文系の偏差値50の大学に合格できる実力があれば一次には合格できると思います。※高校の偏差値だと55以上