元採用担当のおぢさんです。活字で手短に書きますので、厳しい感じがしたらご容赦くださいね。 まず、あなたが応募している業界や職種にもよります。つぎに、面接官が誰なのかでも変わってきますね。人事ならメンタル系の資格持ちが多いので、ある程度伝わるかもしれません。 ここからは、メンタルに特別関係のない業界で、面接官の所属が不明としての回答です。 私なら、絶対にレジリエンスは使いません。そのカタカナ言葉の専門用語をもしも相手が知らなかったとしたら、嫌な思いをさせることがわかっているからです。そんなリスクを取ってまで、何が得たいのかという話になります。まさか「レジリエンスとは元々物理用語で、ストレスと同じく心理学で使われるようになって今では...」などと余計なうんちくを語るわけにもいかないでしょう。 さらに言えば、面接官がレジリエンスという単語にカチンと来てしまったら「回復しなくてはならないほど傷ついたり弱ったりすることは、どのようなことですか。また、それは今まで何度くらい体験しましたか」とネガティブな部分にフォーカスされる恐れもゼロではありません。 そもそも、自分の長所として「心の回復力が高い」という内容の回答を止めといたほうが良い理由もあります。もしも面接官が質問を重ねてきて「ほう。他人よりも回復力が高いという根拠はなんですか」あるいは、「どうやって目に見えない他人の回復力を確認されているのですか」と問われたら困りませんか。親友などであれば、一度や二度は回復過程を詳細に教えてもらうような関係性は成立したのかもしれませんが、一般平均よりも上であることの証明は相当困難であると考えます。 ですので、この路線で押したいのであればレジリエンスよりは凡庸な感じとなりますが、素直に「私はストレス耐性が高く、厳しい状況でも物事を諦めずに取り組むことが出来ます」の方がわかりやすいかなと考えます。こちらであれば根拠を問われても他人が脱落していくことを最後までやり続けたエピソード程度でなんとかなるのではないでしょうか。まぁ、これだって厳密に言えば、客観的根拠を提示するようにまで追い込まれてしまうと、回答が難しくはあります。「それはストレス耐性ではなく、あなたの能力(知力・体力など)が勝っていたから最後までやれたのではないですか」とかで撃沈となるかも。 結局、メンタル系の長所は数字等で具体的に表しにくいわけですから、他者との比較が難しいのです。よって、長所にメンタルを持ってこないほうが良いのかなと考えます。また、面接官はあなたより年配者なのですから、小難しい言葉で怒らせないという用心深さが必要かなとも思います。
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