まず、 職業に男女の別はありません。 ですから、 「女が自立していける職業」という条件は不要です。 あなたは、児童文学に関わる職業を知りたいのですね。 …なかなか難しいです。 なぜかというと、 仕事(職業)と文学って、相性が悪いからです。 文学って、そもそも、人の心を豊かにするもの。 金銭的な価値とは関係ありません。 一方、 仕事(職業)って、お金を得るためのもの。 金銭的な価値を生み出さなければ、 仕事(職業)として成立しないのです。 ですから、 「児童文学に関わる」と「職業」の両方を 成立させることのできる人って、 世の中にはごく少数しかいないのです。 その、ごく少数の人はどういう人かというと、 「ヒット作を生み出せる児童文学作家」 「ヒット作を生み出せる児童文学翻訳家」 「ヒット作を生み出せる児童文学の編集者」 …ぐらいでしょうね。 例えば、 ハリー・ポッターシリーズの翻訳家として知られる 松岡佑子さんは、 本来は、小さな出版社の社長。 このシリーズを自分で翻訳し自分で出版し、 それが大ヒットしたことによって、 彼女は「翻訳家」になれたのです。 ハリー・ポッターシリーズの大ヒットがなければ、 彼女の出版社はつぶれていたかもしれないし、 彼女はただの「趣味で翻訳する人」で終わったかもしれないのです。 お金を稼げないと、 創作だって翻訳だって出版だって 「職業」にはならない、ってこと。 現実は厳しいでしょう? だから文学と仕事(職業)は相性が悪いんです。 その他にあなたが挙げているのは 「正社員の図書館司書」ですね。 確かに、 図書館の司書として、 非正規ではなく正職員で雇ってもらえれば、 生計を立てていくことはできるでしょう。 しかし、 雇ってもらう立場の人は、 自分で「児童文学の担当をやる!」と 担当の仕事を決めることはできません。 運良く正職員の司書になれたとしても、 科学書や歴史書の担当ばかりを任されるかもしれません。 自分で仕事内容を選べないのが、 雇われる立場の辛いところです。
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