30代前半です。

Question

30代前半です。翻訳者(産業翻訳)の仕事が気になっています。
※翻訳家ではなく翻訳者です。

翻訳者は医者や公認会計士や税理士になるくらい難しいですか？
6〜10年くらいかかりますか？
ゼロから始めるなら。

仕事の難易度ランキングとか検索しても翻訳者が出てこないので目安が分かりません。

分野は色々調べたら医療、金融、IT、法律、技術などの翻訳の仕事がメインみたいです。

翻訳の仕事は英語、フランス語、韓国語、スペイン語、中国語などあり
さらに上に挙げたように分野も様々あります。

どの語学&分野が仕事の需要が高いのでしょうか？

聞きたい点をまとめると
①翻訳者として仕事ができるまでにおよそ何年かかるか？

②どの語学&分野が1番需要が高いのか？

です。

専門職にとても憧れがあります。
翻訳者は中学、高校生くらいから頑張ってきた人しかなれないなら諦めます。

専門職である看護師や歯科衛生士なら学校に通って国家資格を取れば確実になれますし需要もありますよね。
その方が確実なのでしょうか。

詳しい方お願いします。

Answer 1

中日翻訳者です。
中国語学習歴は20年以上、日本語の文章執筆歴は趣味も入れると10年以上です。

専門は伏せておきますが、その業界で3年ほど仕事をしてから、翻訳者になりました。
業界での実務経験はかなり重要視された気がします。
外国語から日本語にへの翻訳を目指しているのなら、語学よりも日本語力の方が必要になる気がします。

①語学と文章力次第です。
もし今全く英語や対象言語が出来ないのなら、少なくとも3年は必要だと思います。
ちなみに、私は一応TOEICは900点以上は取得していますが、それでも英日翻訳は無理です。

②語学だけで純粋に考えるから英語が1番需要が高いです。
分野に関しては専門外なので分かりかねます。
中国語分野はここ数年はゲーム翻訳、ウェブトゥーンが増えてる気がしますね。

Answer 2

翻訳業界の英語力ゼロは英検準1級ないしTOEIC 800+を指します。まずそこまで基礎を固めて後のことを考えた方がいいのではないでしょうか（今の状態では翻訳学校の授業についていけませんよ）。

Answer 3

ゼロってどのくらいゼロかによりますね。
今まで相談に乗った人は、英検1級取っても翻訳の経験がないから「ゼロ」って思ってました。
翻訳者が伸ばす必要のあるスキルは、おおざっぱに
１）語学（両方向）
２）翻訳のルール・スキル、辞書
３）翻訳する分野の知識、文書の知識
４）PCやツールのスキル
ですが、全部ゼロからスタートするのは厳しいですね。
普通は、上の１）～３）に当てはまる人が他のスキルを習得していく職人の仕事なんです。当てはまる人の例は、
１）語学系の学部卒や、海外生活体験者、単に好きで勉強していた人
２）翻訳会社で働いていた人やスクールに通った人、社内翻訳者
３）関連学部卒、技術者や医療関係者など、分野の知識を身に付けている人
です。
どれかに当てはまっていたら、残り3つをメインに学べばいいのですが、すべてがゼロだとすごく時間がかかるのと、向いていないと分かったときが大変です。
どんな仕事か知るために、下の方法をおすすめします。
・業界情報が分かる「通訳・翻訳ジャーナル」1320円 を読む
https://tsuhon.jp/book/10228
・翻訳スクールの説明会に出る（オンライン多い）

「儲かる分野」よりも、自分が知っている分野、対応できる分野の翻訳をしたほうがいいと思います。需要については「通訳・翻訳ジャーナル」読んでください。

年齢に関しては、定年後に翻訳者になった人もいますし、私自身、40代後半で病気退職→スクールで3年かけて翻訳者になりましたので、年齢に関係なく挑戦できると思います。バックグラウンドは人それぞれですので、ご自分のバックグラウンドを考えてみてください。

キャリアチェンジは大変なので、質問してパッと答えてもらうのではなく、ちゃんと調べて、自分の手や足を使って、現場の人にあたって考えたほうがいいと思います。「人に言われたから諦める」のはちょっとご自分に対して無責任に感じます。自分で調べて自分で決めてくださいね。

あと、看護師、歯科衛生士も、患者の健康や命、生活に係わる上に激務です。18歳の同級生と一緒に学べるかとか、その辺も考えてくださいね。

それくらい根性出さないと転職、学び直しは大変だと思います。気合入れて頑張ってください！（＾＾）