UL認定とは、アメリカの保険業者の団体が主体となって設立した、アメリカ保険業者安全試験所(Underwriters Laboratories Inc:UL)の製品認定の事です。UL設立の当初の目的は、製品事故による保険金の支払いを減らすことでした。 製品事故を減らすことを目的に、製品規格の制定、それに準じた製品試験の実施、製品を生み出す工場の監査等を通じて、安全規格を満たした製品を認定します。 ISO9001とは、ザックリ言うと企業や組織のスペックことです。 特に、ISO9001は”品質管理”を実施する企業や組織はこうあるべきだと言っている(規定している)ものです。これを品質マネジメントシステムの要求事項と言います。 要求事項の例を挙げると、 ①品質を管理する企業や組織は、目標を定めて、それを目指して実施し、達成できなければ原因究明し、対策を打つ”べきだ”とか。 ②品質を管理する企業や組織は、継続的に社員や組織員を教育する”べきだ”とかです。 要求事項ではあくまでも、”~べきだ”としか言っていないので、具体的な実施の仕組みは、それぞれの企業や組織で構築する必要がありますが、一般的な企業や組織なら、普通に実施していることが殆どです。 例)営業目標を決めて、営業活動し、営業会議で未達の原因を究明し、対策を打つ、などです。
UL認定というのは、あいにく知りません。 ISO9001というのは、製品の品質保証に関する国際規格です。我が国では、JIS Q 9001:2015という規格票に定められています。(「品質マネジメントシステム」のことではありません。) 組織(多くの場合、企業)には、顧客が求める製品を設計、製造、提供するために必要な管理の仕組みがありますが、それらが適切に機能するためには何が備わっていなければならないか(要素)が規定されています。
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