消防学校によりますね。 国の基準(消防学校の教育訓練の基準)では、新規に消防に採用された職員に対する基礎的な教育訓練(「初任教育」と言います)は、800時間以上とされています。 これを1日に7時間授業や訓練があって、1ヶ月に勤務日が22日とすると、5ヶ月余りとなります。 初任教育だけなら、5ヶ月で終わります。 しかし、これは「最低限度の内容」ですから、消防学校の考え方で、例えば消火に必要な実技訓練を増やすとか、国の基準に含まれない授業を増やすことはできます。 さらに、初任教育が終わったら、引き続いてより専門的な技能や知識を身につけるために「専科教育」というのも行うところもあります。 例えば救急隊員になるための「救急科」や、救助隊員になるための「救助科」、事業所への立入検査をする予防課員になるための「予防査察科」などがあります。 専科教育を受けるかとか、どの専科を受けるかなどは、初任科生(消防学校生徒)には決められません。 初任教育期間中は、原則として全寮制です。消防学校の中に寮室があり、そこで寝起きします。自宅から通うことはできません。 というのは、消防学校は政令指定都市が設置した消防学校でなく、都道府県が設置した学校の場合、生徒は県内の本部から来ます。 一つの県でも、比較的広くない地域なら別ですが、広い県なら夕方に学校が終わり、そこから電車に乗っていたのではその日に帰宅できないとか、翌朝の始発電車で家から出たとしても、朝の業務開始に間に合わない人もいるんです。 それと消防は、署に出て警防隊員などになると、泊まりの勤務になります。食事をして風呂に入り、風呂掃除をしたりといった集団生活が必須になるので、初任科生は通勤しないんです。 週末は外泊ができるでしょう。
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