神社では巫女さんは一番下の位の立場という話をよく聞くのですが、その巫女さんにも本職の方と助勤の方とがいるじゃないですか。

Question

神社では巫女さんは一番下の位の立場という話をよく聞くのですが、その巫女さんにも本職の方と助勤の方とがいるじゃないですか。本職の巫女さんを定年で退職された後、助勤として戻ってきたりもすることがあると聞いたのですが、その場合年齢は助勤の元本職巫女さんの方が上でも、現役の本職巫女さん（元後輩）の方が立場的には上になるのですか？
年功序列の世界だとも聞くので、そんなことはないですか？

Answer 1

田舎で神職をしています。

祭典の際の席順や役割分担に関わるので、神職・巫女の序列ははっきり決めます。助勤と本職の関係ですが、例えば、60歳のベテラン宮司が跡を継いだばかりの29歳の新米宮司のところへ助っ人で助勤したとします。この場合、ベテラン宮司は新米宮司の下位になります。あくまでその神社の宮司が上で、助勤は下です。実際にはベテランが指導する形になるのですが、その神社の序列が優先されます。

それを踏まえて、本題である退職者の扱いですが、どの序列で助勤させるかによります。巫女の上に新しい職掌（録事など）を新設して、そこに採用するのであれば巫女より席次は上になります。ただし、本職巫女と助勤巫女であれば経験があっても本職巫女の方が席次は上です。

あと祭典の席次と実際の力関係は別です。ベテラン巫女より新米神職の方が祭典での席次は上ですが、不断はベテラン巫女が叱りつけているということは珍しくありません。