簿記2級 手形がわかりません。

Question

簿記2級 手形がわかりません。①当店は、札幌商店振出し、仙台商店裏書きの約束手形50万について取引銀行を通じて取立て依頼したところ取立て不能になったため、仙台商店に対して手形代金の支払いを請求した。

取引相手当店(受)⇆札幌(振)→(裏書譲渡)→仙台

解答
不渡手形50万／受取手形50万

この場合取引銀行とは、札幌商店の取引銀行のことですか？
そして札幌商店から回収できなかったため仙台商店に請求しているのですか？
でも第一に請求されるべきは、譲渡された手形を持っている仙台商店ということにはならないのですか？

②札幌商店に裏書譲渡していた青森商店振出しの約束手形30万について不渡となった旨の通知を受けたため手形代金を現金で支払った。

取引相手◯◯(受)⇆青森(振)→(裏書譲渡)→当店→(裏書譲渡)→札幌

解答
不渡手形30万／現金30万

これはなぜ当店が支払っているのですか？
不渡りになったのは札幌ですか？青森ですか？

わかっていない人間の質問とは思いますが
教えていただけると助かります…。

Answer 1

＞①
手形の流れ
振出人:札幌商店➔受取人(第一裏書人):仙台商店➔第二裏書人:当店 となります。

＞取引銀行を通じて取立て依頼した
当店は取引銀行にその手形の取立(支払請求)を依頼します。
取引銀行は支払銀行に手形現物を送付して支払請求します。
支払銀行は振出人が残高不足などの理由で支払できなかったら、不渡として取引銀行に手形現物を返却します。

＞解答
＞不渡手形50万／受取手形50万
これは当店が取引銀行から不渡手形を受領した、または、不渡の通知を受けた時の仕訳です。

＞この場合取引銀行とは、札幌商店の取引銀行････
当店の取引銀行であり札幌商店の取引銀行とは、上で回答してる支払銀行です。

＞････札幌商店から回収できなかったため仙台商店に請求して････？
そうです、不渡となったら裏書順(上の流れ)とは逆に支払請求する権利があります、これを遡求権といいます。

＞第一に請求されるべきは、譲渡された手形を持っている仙台商店････
当店はその仙台商店から手形を裏書譲渡され、当店は取引銀行に取立(支払請求)を依頼してることになります。

＞②
手形の流れ
青森商店➔当店➔札幌商店 となります。
＞解答
＞不渡手形30万／現金30万
となります。

＞札幌商店が当店に遡求したということです
そうです、不渡となったため当店は札幌商店から遡求を受け現金で支払したということです。

＞これはなぜ当店が支払っているのですか？そうです、
不渡になったら裏書順(上の流れ)とは逆に遡求されるからです。

＞不渡りになったのは札幌ですか？青森ですか？
振出人が支払できなかったら不渡となりますから、青森商店です。
札幌商店は取引銀行に取立(支払請求)を依頼した商店です。

不明な点は補足してください。

Answer 2

①について
＞この場合取引銀行とは、札幌商店の取引銀行のことですか？

当店の取引銀行です。
当店は仙台商店より札幌商店が振り出した手形を裏書譲渡され、その手形を当店の取引銀行に取立て依頼していたのです。
受け取った約束手形は裏書して他社に譲渡しないのであれば、自社の取引銀行に手数料を支払って取り立て依頼をします。

＞札幌商店から回収できなかったため仙台商店に請求しているのですか？

そうです。

＞第一に請求されるべきは、譲渡された手形を持っている仙台商店ということにはならないのですか？

ご質問の意味がわかりません。仙台商店から譲渡されたのですから、仙台商店は手形を持っていません。

＞取引相手当店(受)⇆札幌(振)→(裏書譲渡)→仙台

手形の流れとしては
札幌→仙台→当店
です。

②について
＞不渡りになったのは札幌ですか？青森ですか？

問題に「青森商店振出しの約束手形30万について不渡となった」とあります。不渡りを出したのは青森商店です。

＞なぜ当店が支払っているのですか？

当店は札幌商店に買掛金（とは限りませんが）の支払いとして、青森商店が振り出していた約束手形を裏書譲渡していたのです。
この手形が不渡りとなったということは、札幌商店に300,000円を支払っていないことになるので、300,000円を支払ったのです。
当然、当店は青森商店に対し300,000円支払うよう請求します。

＞取引相手◯◯(受)⇆青森(振)→(裏書譲渡)→当店→(裏書譲渡)→札幌

「取引相手◯◯(受)⇆青森(振)」の部分が何を意味するのか解りません。
「青森(振)→(裏書譲渡)→当店」の部分が裏書譲渡とは問題文からは判断できません。