医療というものは、何事も根拠が重要かと思います。 特に、学生や新人のうちは、根拠なく思いつきでケアを行い、インシデントや事故に繋がってはいけないと考えています。 また、ハッキリとした根拠が無いケアをいくつも行なっているだけでは、時間の無駄になる場合もあるかと思います。 医療現場は、時間との戦いみたいな部分もあると私自身は実感しており、根拠なく無駄なケアを行なって時間を取られるよりは、必要なケアをサクサク行なう必要があると考えています。 根拠を聞くと言うことは、そのケアが必要と思うに至った過程、つまりその学生さんなりのアセスメントを確認している部分もあると思います。 より良い看護を提供するには、アセスメント能力を養う必要があると思いますので、根拠の確認自体は悪い事とは考えておりません。 ですが、確かに学生さんに対して厳しい意見を言う看護師も居ることは事実かと思います。 学生さんは、お客さんではなく看護学を学びにきているので、指導的な関わりをしなければならない事は確かなのですが、国家試験も通っていない教科書程度の知識しかまだ持ち合わせる事ができていない学生さんに対して、過度に威圧的な態度を取る必要や厳しすぎる追求をする必要は全く無いと考えています。(実習態度があまりにも悪いなどの理由があれば、この限りでは無いのかもしれませんが) 指導する看護師には、その学生さんの見落としている考え方や現場での実際のケアの行い方などをフォローする事が求められるのでは無いかと考えています。 実際の現場でのやり方などを見にきてるのに、指導者に対して身構えてしまってろくに頭に入らなかったら実習の意味がなくなってしまいますしね。 主様の質問に対する私の回答としては、 指導者が根拠を求める事自体は悪いとは考え無いが、そこに厳しすぎる対応を取る必要は無く、また実習生自身も間違えていても自分なりの根拠やアセスメントについては答えられるようになっていた方が良い、と考えます。 臨地実習の指導等も行なってきた者の意見として、少しでも参考になれば幸いです。
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