24歳未経験の僕が一から一人前の建築家となるには？

Question

24歳未経験の僕が一から一人前の建築家となるには？僕は現在24歳、高校卒業から今までサッカー一筋できました。
サッカー界での成功を夢見てプロを経験した時期もありましたが、最後はアマチュアでカムバックを目指しプレーし、このほど現役引退を決めました。
一本気にサッカーに打ち込んできた僕に、今あるものとないもの。
今あるものは目の前の目標に執着して取り組む継続力、折れない心、サッカーを通じて得た出会った人たちとのネットワーク。
今ないものは社会的な仕事の経験、学歴、お金です。
これを踏まえて一から（基礎から）コツコツと進み、いずれ友達や家族の前で大きな顔でいられるくらいにはなりたいと思っています。
長くなるので経緯は省略しますが、10年後20年後、一人前の建築家になり、人が長く愛着を持てる、快適でそれでいてウキウキできるような感動のある住設計をしたい。という野望を抱いています。

けれども今、僕の一番のネックとなっているのは経済面です。
そのためまずスタートするに当たって考えているのは、
自給のいい営業のアルバイト（日中）で生活費と学費を稼ぎながら、空いた時間で大学の通信（建築学科）で基礎を学び、同時に学位と一級建築士受験の資格を確保しようと思います。
その後設計事務所等に就職できればと考えていますが、心配なのは実際、反面の最低四年間しっかりとした仕事には就きづらいということ、そして29、30歳になったときに建築での実務経験のないことにリスクはないのか？
ということです。
心を決めスタートするときには一切の迷いなく、志を持って歩みたいと思います。視線はまずは10年後くらいにあります。
今のこの僕に何かアドバイス、情報等ありましたら何なりとお願いしたいと思います。長くなりましたが宜しくお願いします。

Answer 1

プロではなかったですが、某実業団で陸上（長距離）をやめて、今建築をやっているので似てる部分もありそうなので参考になればと思い、書かせていただきます。

僕は21の時に陸上とその会社をやめたので質問者さんよりちょっとだけ諦めが早かったですが、３年くらいは大差ないと思います。それにもう将来の目標が決まっておられるので、あとはそこに向けて最短距離をどう行けばいいかを具体的にすればいいと思います。

まず進学の件ですが、年齢的に早く実務に就いた方がいいと思いますので、専門学校２年＋実務４年で１級を目指されてはいかがでしょうか。建設業は資格や学歴より「実務・経験」を重宝しますので、少しでも早く実務に就かれることをお勧めします。学費も４大よりは安いと思いますよ。

就職後はひたすら仕事に打ち込みました。やはり同級生より遅れてしまっている感は否めないので、その差を埋めたい一心でした。最初の設計事務所のときは朝7：30～夜12：00まで仕事、休みは１か月１日あるかないか、盆・GWなし、元旦のみ休みだったので、多い年だと360日仕事って時もありました。普通の人が週40時間労働・土日・祝日・盆・GW・正月休みですから、１年で2.5～3倍は仕事した計算になります。転職してからは休みは普通の人にちょっと近付きましたが、それでも人よりはたくさん仕事をしました。就職した会社が２つとも忙しく、場数をこなせたのは本当によかったです。１級は２回落ちて３回目（３０歳）で合格しました。（参照http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1223028162）合格者の平均年齢が31～32歳なので、その時にやっと世間に追いついたと思いました。

仕事は設計事務所３年→転職：現場監督４年→同じ会社の設計部３年やって、今年の４月に念願だった設計事務所を旗揚げします。僕はデザインのセンスはないので、現場も構造もできる技術者タイプになりたくて今までやってきましたし、それに近い形で開業します。12年かかりましたが、ようやく夢のスタートラインに立ちます。

僕も陸上を通じて「目標に執着して取り組む継続力、折れない心」を学び、仕事につなげてきたと思っていますし、今でもそれが原点です。スポーツとは違う想像以上の苦しみで、何度も気持ちが折れそうになりましたが、スポーツをあきらめた時点で１度自分の目指したものから逃げた人間だし、あの時より進歩がないのは情けないので、なんとか耐えました。あと「いずれ友達や家族の前で大きな顔でいられるくらいにはなりたいと思っています。」この気持ちよくわかります。正直プライド云々よりかっこつけたかっただけでした。ただ、一人で耐えられるものではなかったと思っています。親・兄弟・親戚・友人・先輩などたくさんの人の出会いと支えには本当に感謝しているし、今は大きな顔とかではなく、自分がこの先立派にやっていく姿がささやかながら恩返しになればと思っています。
※彼女や家族って書いてないのは悲しいことに今でも独身・彼女なしだからです。本当は結婚してから独立したかったけど・・・、若干哀愁の漂うトホホ～な独立になってしまいました。まあそのうち何とかなる！・・・かなぁ。

長々と書きましたが、プロで数年もまれた選手なら気持さえしっかり持っていれば絶対やれます。サラリーマンにはサラリーマンの厳しさがありますが、質問者さんはサラリーマンじゃ経験できないプロの厳しさを身をもって知っているはずですので、それを糧にして頑張ってほしいです。人間やればできます！

Answer 2

一級建築士を取得するには大学で4年、実務経験で2年を要します。
通信制の大学の場合わからないですが、合計で今から始められてがんばって一発で合格されても30歳ぐらいでしょう。
30歳で建築の実務がないのはやはり就職が厳しいと思われます。

30歳で一級建築士は結構います。
建築業界に入社すると、強制的に取らされることが多いですから。

本気で建築士しか目指さないのであれば、一級建築士合格後に手取り13万～18万程度で設計事務所に就職し10年ほど修行することになると思います。
ですので、40歳ぐらいまで手取り18万程度で耐えれるかどうかという点はいかかでしょうか？
もちろん、独立するには費用とネットワークが必要ですので、10年でどこまでのネットワークが出来るかが大事だと思います。