解決済み
学校図書館の仕事をするうえで悩みがあります。相談が長くなりますが、図書の仕事に携わっている方にアドバイスをいただけると嬉しいです。私は今年から図書業務を任されることになった、ほぼ初心者の司書教諭です。恥ずかしながら知識が足らず、勉強しながら図書業務をしています。 悩みは、NDC番号というものが事細かに決めらているがゆえに、学校の実態に合わせて図書の分類や書架の整理作業が思うように進まないことです。 例えば、同じイチロー選手を取り上げた2冊の本でも、内容によって2(伝記)の棚と7(スポーツ)の棚に分かれて置かれている状況が起きています。表紙はどちらもイチロー選手の写真です…。 うちの図書室はバーコード化されていないしネット環境もないので、イチロー選手の本が読みたくても、「イチロー」で検索して本を探すなどということができません。その場合、それぞれ全く別の棚に入っている状況では子どもが探しづらいのでは?と思ってしまいます。それに、2(伝記)の棚はどちらかというと歴史上の武将やナイチンゲールのような偉人の本(もう傷んでかなり古くなっている)が大多数で、そこにイチロー選手や浅田真央選手のような書籍が置かれていても、子どもたちはまずその棚には探しに行かない気がして、モヤモヤしています。 そしてもう一つ悩みがあります。 私の学校は小〜高までの子どもが在籍する特別支援学校なので、児童用の絵本から難しそうな書籍まで全てが同じ一つの図書室に入っています。そのため、NDC番号とは別に「絵本」の棚があります。ただ、その棚に入るのは物語中心の絵本だけで、例えば獣医の仕事について描かれた絵本は「物語」ではないのでNDC6(産業)の棚に入っています。すると、高校生が読むような分厚い書籍に混ざってその絵本が入ることになるのです。このように、全ての書籍が「NDC」によって分類され、その本を読む対象の存在が無視されている書架になっており納得がいきません。 希望としては、もう本当に子どもたちが使いやすいように個人的に分類し直したいです。しかし、この「NDC」というものをどこまで無視しどこまで守ればいいのか全く分かりません…。 いろいろと専門のサイトを調べていますが、「図書室の本はジャンルごと適当に並べているのではなく、全て日本十進分類法に則って分けられています!」みたいなNDCに忠実な考えを記載されているサイトが多く、自分みたいな司書は少数派なのかな…と途方に暮れています。私の専門知識や経験が浅いのも関係していると思います。 どうかアドバイスをいただけるとありがたいです。
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学校図書館は、必ずしもNDC通りに配架しなくても構いません。児童生徒が選びやすくかつ調べ学習などのテーマに沿って探しやすい配架で良い。3類と6類などはまとめることもあります。その際には「サイン」を示し何のテーマで集めているかを示せば良い。 絵本はコーナーを作り別置している学校がほとんどでしょう。 絵本でも7類もあるし9類も多いので、まとめて「E」とするケースが多い。 伝記も「今、活躍中の人物」や「歴史上の人物」を分けてもOK。ただし、同じシリーズやレーベルを分けると統一性に欠けることがあります。特に学習漫画は同シリーズ内で選書する子が多いので、存命中の方の伝記?でも分けない。 ある程度、司書教諭や学校司書の決めた「学校の基準」で配架が可能と考えます。 赤木かん子さんという方の著作には参考になる学校図書の経営がわかりやすく載っています。また、学校図書館協議会のサイトも参考になります。 公共図書館でも貸し出し可能な本もたくさんあります。 https://www.mitsumura-tosho.co.jp/kyokasho/s_kokugo/akagi/index.html https://bookmeter.com/books/5481465 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkg/68/11/68_555/_pdf/-char/ja https://www.j-sla.or.jp/new_shishokyoyu/index.html
伝記系は列伝と個人伝記でも専門職ルールが異なっていたり、名言録が入らなかったりで困りますね。 また、職業案内もそのままだと3門~7門まで別れてしまったりで困るのは良くわかります。 どこまでNDCを無視していいかということですが、ある意味全部といえます。(NDC分類と自館請求記号は別物です。) とはいえ変える場合、後任者への引継ぎも大変だし、ルール化も時間がかかると思います。折衷案になりますが、370番の授業科目ごとに一度入れてしまって、その中で再度NDC順にする手もあるかな?と思いました。 また、配架順を件名の50音順とする裏技的なものもあります。(こちらのほうが関連本がまとまるかも) と書いてみたものの、展示別置やパンフレットなどで関連本を紹介する方法のほうが良い気がします。 学校図書館ということですので、NDC分類に関しては教育的な面もあるでしょうから、NDC分類順に配架する意味を崩したくないというところがあります。 展示別置やパンフレットの作成ですが、授業を担当される先生方にアンケートして、授業内容や実施時期をお尋ねすれば、それなりに準備は可能かと思います。 また、図書委員の児童・生徒に関連本捜索や展示・パンフレット作成を頼むことも可能かと思います。(手助けは必要ですが)
NDCの分類は、その図書館に合った分類にして全く問題ありません。 イチロ―の伝記の本を、スポーツに分類したほうが管理しやすいのであれば、変更してください。目録は分類番号を書き換える必要はあります。 また、絵本は「別置」することで管理できます。 公共図書館でも「文庫本」は文庫本コーナーがあって、そこに置かれています。 絵本コーナー を作って、そこに絵本を集めると良いでしょう。 (目録にはその旨の記載が必要になります。)
学校の図書館を任されているなら、NDCを振り直せば良いことです。 公立の図書館でも、NDCが振り直されていることは、よく見かけます。
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