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某キー局でスタジオ専門のカメラマンをしています。 ちなみにうちの局のカメラマンは、3割局員、7割直径子会社のカメラマンです。 局員は1年目の冬くらいでカメラマンになり、5年目でTDになっています。 直径子会社は3〜5年目でカメラマンになり、今TDやっている最若手で30台中盤くらいです。 カメラの割り振りですが、うちの局はバラエティや音楽番組はある程度やる人が決まっていて、ほとんど毎回同じですね。 帯のニュース番組などは技打ち(技術打ち合わせ)のときにCCがカメラマンを割り振って決めます。 フリップやパネルの寄りなどが多いカメラは上手い人を割り当てて、GS(グループショット)などあまり頭を使わないカメラは下手くそな人を割り当てます。
スタジオで働くカメラマンはすべてポストプロダクション(撮影や編集に特化した会社)所属の社員スタッフもしくはフリーの契約スタッフです。 番組ごとほとんど同じスタッフで構成され、1クール(3か月)同じスタッフで通します。カメラの割り振りなどをつかさどるのはテクニカルディレクター(スイッチャー)です。 カメラマンの技量・経験に応じてカメラは割り振られます。したがって、自分で決めるなどということは皆無です。 「スタジオカメラだけやりたくてもファインダー覗く肩に乗せるタイプのカメラも頼まれたりするんですか?」 肩載せタイプのカメラが使えないようなカメラマンはほとんど存在しません。 ただ、最近バラエティ番組などで通称”デジ”と言われる業務用ハンディカメラを使うことが多くなりましたが、このおもちゃみたいな素人用カメラを嫌ってこの手のロケを断るカメラマンは何人かいます。 ちなみに、肩載せタイプのカメラの”ビューファインダー単体”は100万円以上します。このぐらいの金額(性能)のものでないとフォーカスなど合わせられないと言い切るカメラマンも多々います。つまり、全て込みこみの本体が50万円~60万円程度の業務機(ハンディカメラ)などファインダーも液晶モニターもフォーカスをしっかり合わせるには役不足(スペック不足)なのです。 「右目が悪いからファインダーで撮るのが困難な人」 左目が効き目のカメラマンも多くいますし、左利きのカメラマンも大勢います。 左利き用のカメラなど存在しませんので、慣れの問題です。 自宅のドアーを思い浮かべてみてください、みな右利き用に扉が開く構造です。つまりなれればさほど苦にならない。 クルマだって日本は左側通行ですが、海外では右側通行(左ハンドル)も多くあります。利き手によってどちらかが有利なはずですが、慣れてしまった左側通行(右ハンドル)のほうが楽なはずです。 プロカメラマンの世界は階級も師弟関係もあります。 実際の現場(スタジオなど)ではサブと言われる副調整室にカメラの台数+3台ぐらいのモニターが並び、カメラの切り替え(スイッチング)も各カメラへの指示もTD(テクニカルディレクター)が行います。全体の構成や役者の動きなど演出面はディレクターですが、カメラ関連はすべてTDの仕切りです。 「2カメ、フォーカス甘いぞ!!」とか「もっと引け」とか激しい言葉が飛び交っています。インカムという言葉を聞いたことがあるかと思いますが、インカムを通して全てやり取りします。 業界内ではTDのトップ10ぐらいのランキングが暗黙のうちになされ、その頂点にいる人物はだれもが知るほど有名で”神”的な扱いです。どの業界にも神はいますね。 だから、音楽もののライブ中継などTDは全て指名です。TDが決まればおのずと所属会社に撮影一式を任せることになるのです。スター扱いみたいなもんですね。
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