解決済み
中小企業診断士の更新登録制度につき、 「 知識の補充要件 」(5年間で 5回以上受講等)があります。 この理論政策更新研修機関の研修または 中小企業基盤整備機構が行う研修は、 内容が有意義といえるものなのでしょうか? 最新の理論もしくは知識または 適切な経済状況の解説など、 受講して有意義といえるほどの内容なのですか? それとも、講師がテキストを読むだけといった、 形式的な素人講義なのでしょうか? 受講する価値ありますか?
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診断士10年目です。来年更新しますので、昨年までで4回講義を受けています。 診断士の立ち位置ですが、ご承知のように独占資格はほとんどありません。 診断士の意義は、平成12年に中小企業指導法の大幅改正がされ、中小企業診断士の位置付けを「国や都道府県が行う中小企業指導事業に協力する者」から「中小企業の経営診断の業務に従事する者」に変更されました。 ところが、中小企業の経営診断の業務は、実務が出来ないと中小企業の経営者は勉強されている方や、経営感覚に鋭い方が多く、とてもペーパードライバーでは歯が立ちません。 診断士の多くは企業内診断士で留まるのはそのためだと思います。 使わなければさび付くのが資格。 例えば補助金事業にしても大きく変更される事もありますし、「もの補助」も申請手続から国庫からの振り込み、その後の査察までを一連こなしてようやく企業への指導が出来るか出来ないかです。 知っていることと出来る事は大違い。 医者と同じく、専門医が求められる時代です。一方、ホームドクターも必要です。 知識補充は毎年各県の診断協会が数回(県によっては1回)実施されます。 概ね2コマで構成されており、経産省から施策の説明講義や診断士の専門医のような実務者の講義が多いです。 経産省の担当部局の説明がされるのは早い開催日に設定されることが多いです。 私は、これが聞きたいので、各県の診断協会がカリキュラムを公表した段階で、それが設定されている県の講義を選びます。 及び、専門医で私が欲しい知識をお持ちの診断士の講義もチョイスの基準です。 これらは、結構早く満席になるので、ネットで受付開催が始まれば即申し込みます。 在住は東海地方なのですが、京都、奈良の講義は結構面白い内容が多くて、遠路足を運びます。 昨年のある県の診断士の講義は、ITを使ったセールスプロモーションで活躍されいるかたのものでしたが、講義が終わってから、名刺を交換させていただきました。 数年前の京都の講義では副知事の講義があり、インバウンドへの期待と悩み、京都市への観光客の集中と、それをさせない施策の構想をお聞きしました。 大変興味深く、昨年からそれらが成功している部分と失敗した部分の検証が出来て面白かったです。 ネットワーク作りにも重要です。 皆さん終わるとそそくさと帰られますが、もったいないことです。 他の士業と異なり、診断士は専門医とホームドクターの役割ですから、連携が必要です。 もの補助申請では、元公的機関で審査側だった診断士と連携しています。 他の士業から診断士は仲が良いねえと言われることもありますが、それは独占資格がないからかも知れません。 縄張り争いが起こりにくい資格だからでしょう。 ご質問の役に立つかと言うことに対しては、資格を使って何をしたいかによるとしておきます。 私は、長年製造業で生産管理、技術開発をして、この分野では書籍も多数書かせていただき、専門医の端くれとしております。 その傍ら、関与先の取締役もさせていただき、当該企業の実務も担当しております。 私の会社は法人にしています。 今回、サービス業を起業しました。 その際に、各士業のネットワークを使わせていただきました。 先のITの専門家の講義が大変役に立ちました。 分からないことは、メールなどでお聞きしてアドバイスも頂きました。 私もそのような回答側になる事もあります。お互い様です。 私的には大変有効に使わせていただいております。
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