解決済み
送電についての質問です。送電線を鉄塔間で張る場合、最初ロープを張ると聞きました。それから電線に張り替えるとのことでしたが、そのロープはどうやって張るんでしょうか?
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送電線や送電鉄塔の保守点検新設工事等の元請け会社で、現場監督を行なっている者です。 様々な方法がありますが、今の主流はドローンにテグス(釣り糸)をつけ、鉄塔頂部間を渡っていき張ります。 そのテグスをだんだん太いモノに引き替え、最終はGW(グランドワイヤー:架空地線)を張ります。 このドローンが、ラジコンヘリの場合や、実際のヘリコプターの場合もあります。 ヘリコプターなら、初めからある程度太いナイロンロープを張る事が出来るので時短になります。 ただしコストが高いです。 昔なら火薬ロケットにテグスをつけて谷超え… と言う職人の話も聞きます。 鉄塔間に細めのワイヤーを地上に這わし、各鉄塔頂部でそのワイヤーを張る方法もあります。 この場合、山地で木々があればワイヤーが木に引っかかって上手く張れない事もあります。 と、施工箇所と予算に合った工法でメッセンジャーワイヤーを張ります。 逆に、送電線を除却する場合、最後のテグスはどうすると思いますか? 送電線の張り替えは簡単ですが、除却となれば最後にテグスが残り手間が増えます。 しかも現代では道路が縦横無尽にあるため、テグスをポイと地面に落とす事も街中では不可能です。 (山地では片側を手離し、もう片側でテグスを巻き取り回収します) この前は高速横断の送電線を除却しました。 その際、最後のテグスに片側の鉄塔でアドバルーンを取り付け、上空に浮かしもう片側の鉄塔でテグスを辿りよせアドバルーンごと回収しました。
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