トラクターを買う人はみんな補助金をつかうものでしょうか。個人は補助金つかうけど法人は使えないとか、収入によっては使えない…

Question

トラクターを買う人はみんな補助金をつかうものでしょうか。個人は補助金つかうけど法人は使えないとか、収入によっては使えないとかあるんでしょうか。というのは、ネットで補助金たくさんあるのに、実際につかっている人はあまり周りにいない気がして（大きめの農家の方々は特に）。
だいたい補助金でトラクター買う方は少数派なのでしょうか。なにかデメリットがあって敢えてもらわないのでしょうか。手続き？恥ずかしい？使えるなら使わないともったいないような気がしてます。人はあまり周りにいない（大きめの農家の方々は特に）。
ちなみにコメ農家をイメージしての話です。

Answer 1

補助金は条件満たす必要があり全ての農家が利用できるわけでありません。
そしてその条件とはかなり厄介なものであり耕作面積など規模拡大。
設備のアップグレードなどの達成が必須となり内容によって
補助を受けられる農機具の仕様の上限と下限は変ります。
おまけに補助金は普通は１割から３割、残りは
自己資金で調達することとなりますし融資型の補助だと条件に銀行やJAや
国金などまともな金融機関(信販会社は駄目)からの融資が必須となり
審査が厳しめですので(利息は低い)その審査を通らなきゃいけません。
あと農機具屋にも手間かけますので普通の補助無し購入より割高に
どうしてもなってしまいます。ある意味補助金分、割引消えたりねｗ
つまり補助貰わず値切った方が賢い買い物になる場合もあります。

よって補助は数年間、負担は確実に増えますからデメリットとなる
可能性が大いにあります。
だって面積増やす為に厄介な農地でも高い地代払って借りたり
規模拡大するために無理な雇用したりしなければいけないからね。

だから補助金を申請しない農家だってたくさんいます。
小さな農家は利用条件すら満たせませんが大きな農家はリスク増と
なりますしね。
確実に規模拡大する場合で正規で借りられる農地の目星が付いていて
補助受けなくてもどちらにしても雇用が必要だったりどちらにしても
融資をうけなきゃいけなかったりっていう場合はメリットですけどね。
つまり補助で発生する拘束や負担をどちらにしてもする予定の
人にとってはメリットとなる場合があります。

ちなみに補助は個人より法人の方がたくさん種類があります。
これ農業に限ってません。
ちなみに農業の場合は法人化することが補助の条件だったりする
場合もありますしね。
でも法人にすると負担やコストが増えますから簡単にはそんな話
飛びつかないのが一般的ですね。

あと例えば1000万の機械でMAXである300万の補助を受けた場合
その300万に対して税金の支払いも発生します。
社会保険料の支払いも個人事業者なら増えます。
雇用増が条件の場合なら雇う雇用労働者の社会保険料や
失業保険、税金などの支払い負担が確実に増えますね。

全額無条件で負担も何も無く金貰えるっていう思い込みを
している人達って直接補助金の受給申請したことのない
未経験で無知なサラリーマンや零細事業者くらいでしょうね。

ちなみに補助金頼みの設備投資をしている事業者って
周りをみると補助を追い続ける傾向があります。
簡単に言えば補助金で課せられた負担を達成するために
新たに補助を申請するっていうみたいな感じですね。
自転車操業とよく似たもんですね。
そういうところは農業で後継者がなく体力が限界に来ていても
辞めたくても辞められない規模縮小もできないっていう
事態に陥りやすいです。
補助金は条件未達成だと返還義務があったりするからね。
甘くないよ。

Answer 2

補助金も種類がありますが担い手を対象にした機械の購入の補助金などはポイント制になってます。
例えば耕作面積が3年間で◯ha以上増えてたら◯ポイント。
中間管理機構を利用してたら◯ポイント。
従業員を雇用をしてたら◯ポイント。
女性農業者なら◯ポイント。
そんな感じて積み上げていって合計◯◯ポイント以上でやっと申請の対象になる感じ。
ポイントが足りなければ申請すら出来ない。
その合計の基準ポイントが年々上がってるので現状は個人ではなくなか通らない状況になってますね。