身体で、民間大手で20年勤めています。 私が入社したころは「合理的配慮」などという言葉ってありませんでした。そして、ここ近年の障害者雇用促進法の改正で「障害者様」と見受けられる障害者が多くなったなという感じを受けます。 この20年間、社内・社外で色々と見て来て思うのですが、私たち障害者は「マイノリティー」な存在なのに、マジョリティな健常者社会に対し自分たちの価値観を押し付けて来ている障害者が多いと感じ、前述の「障害者様」という言葉を使った次第です。 私は健常者社会に溶け込むように努力しました。その結果、どこの部署に行っても対等に見てくれます。 自分が出来るものは自分で行い、助けて貰わないと「出来ない」ことをハッキリと自分の口から伝える、それを20年間続けて来ました。自分の障害を口にすることは嫌な時もありましたが、黙っていたら相互理解など不可能です。 今は就業支援活動を行っているエージェント等が企業と障害者の間に入ってサポートをしてくれますが、私の時にはありませんでしたし、今も同一会社に在籍しているのでそんなサービスなんて受けたことはありません。全て自分で行っています。 障害者の立場も健常者の立場も良く理解していますから、最近、両サイドが散々な目に遭ってどちらかが壊れる状況になって退職するケースを垣間見ていると、win-winな関係になぜ持って行けないんだろうと思っています。 やはり雇用されている立場の人間は、いくら売り手市場だと言われたところで弱い立場です。また、多くの健常者の中に少数(または1人)の障害者がいる環境であれば、障害者側が謙虚な態度で臨まないと関係が悪化します。 発達障害や精神障害の場合は、人の心の内側を見る事が難しいケースが多々ありますが、それでも勇気をもって伝えていく努力があれば酷い状況にはならないかも知れないと思います。 企業がおぜん立てして腫れ物に触るような接し方をされて、障害者はどこが嬉しいのでしょうか。それよりも相互理解をするために、自分で発していく努力をしましょう。特に現場にいる兵隊たちは、上からは何も知らされずにいる人たちが多いです。だから、「健常者vs障害者」みたいな悲劇が起こってしまうんです。 周りが優しいかどうかなんて期待しても意味はありません。障害者自身が努力して、周りに改善を促すように話し合いをする場を持つことが大切です。
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障がい特性に関する勉強を健常者の方にしてほしいです。 障がい者雇用枠の採用面接で自分の障がいについて詳しく述べたら、あっさり落とされた経験があります。 そういうことがあると、一般枠で障がいクローズドで働くしか選択肢がないのかと投げやりになってしまいがちです。双方にとって不幸です。 働く障がい者の定着率が高い企業を積極的に公表や表彰したり、経営者に障がい者政策を学んだ人材を登用するなどしていただけたらと思います。
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