解決済み
お医者さんって、実際の医療の仕方とか、ってどこで覚えらえれるんでしょう?医学部でも勉強はするだろうし、国家医師試験も通過されてるわけですが、そこではい、患者診てね、と言われてもできないと思います。たしか、試験通った後、臨床経験が2年とか、あった気もするのですが、そこで先輩の先生に習うのが基本、って感じなんでしょうか?今まで、お医者さんに診てもらったことは多々あるのですが、こんなことを考えたことはなかったのですが、先日、大学病院の総合診療科にかかった時の若い先生が、ホントにいろんなことを知ってて、慣れてる感じで診察されてたので、ふと疑問に思いました。
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fly********さん ① お医者さんって、実際の医療の仕方とか、ってどこで覚えらえれるんでしょう? 医学部でも勉強はするだろうし、国家医師試験も通過されてるわけですが、そこではい、患者診てね、と言われてもできないと思います。たしか、試験通った後、臨床経験が2年とか、あった気もするのですが、そこで先輩の先生に習うのが基本、って感じなんでしょうか? ❶ 医師国家試験に合格後、医師免許登録をして初めて医師になりますが、その後は仰る通り、2年間の卒後臨床研修(初期研修と言われます)を受ける流れになります。 医師としての実務の部分は、この臨床研修で学びます。例えば、ある症状の患者さんが現れたら、今どんな病態であるのかを考え、あるいはどんな疾患が考えられるか頭の中で鑑別を挙げます。そして、必要な初期対応と検査を看護師さんに指示出しします。まず最初にすべき処置をして、どんな検査をして、どんな点滴をつないで、どんな抗生剤(細菌感染症の場合)をどの量で使うか、…等々、医学生では学びません。点滴の滴下速度など気の利いたベテラン看護師さんなら勝手にやってくれるかもしれませんが、基本的にはそんなことまでも医師が決めて指示出しすることになります。 医学部の6年間では、こういった実務的な部分は全く学ばないと言っても過言ではありません。 ② 今まで、お医者さんに診てもらったことは多々あるのですが、こんなことを考えたことはなかったのですが、先日、大学病院の総合診療科にかかった時の若い先生が、ホントにいろんなことを知ってて、慣れてる感じで診察されてたので、ふと疑問に思いました。 ❷ 総合診療科の医師は頭いいイメージがありますね。結構何でも知ってなければなりませんから。ただ、よくある疾患についてはパターン認識による部分も大です。 ただ、各科の専門分野のドクターにはどうしても専門知識や技術の点で及びません。例えば、耳が痛い…なんていう訴えがあったら、総合診療科のドクターが、ああれもない、こうでもないと、そこでの診療で時間をかけたりしないで、餅は餅屋ですから、専門の耳鼻科医へ紹介してしまった方が早いことも多いです。 何でも幅広く知っていなければならない。しかし、深く…という点では専門の科のドクターには及ばない。結局、いろいろ知っていても、自分で手に負えないものは専門の医師に診てもらうしかありません。 だから、わたし個人的には、なかなか立ち位置が難しい科であると思います。 ある症状の患者さんがいるとして、例え専門の科でなくても、医師に初期の対応をしていただけるという点では、総合診療科の医師の存在意義は大きいと思います。 ③ 「つまようじなもので足とか手をつんつんやったり」とか、そういうのもやってもらったのですが、ああいうのは、なんか本読んで学ぶって感じでもないと思ったのですが、どこで教わるんでしょう? ❸ 他の回答者さんへの質問を横取りするようで恐縮ですが…。 あれは表在感覚のスクリーニング検査です。これは医学部生や他の医療系学生の教科書レベルの本には書かれていますよ。わたしは元理学療法士なのですが、理学療法学生の実習でも行われる検査手技のひとつです。医学部生では神経内科などの実習で爪楊枝ツンツン(笑)することはあります。 教科書で学んで、少しばかり実際の患者さんにやらせてもらう…というものです。これは検査ですから、治療とは違います。治療とは違いますから、学生が行っても患者さんにはほとんぼ実害はありません。
患者さんの診察自体はオスキーというので、学生時代にやるはやるんですけど。 実際問題、これでは使い物になりません。 医師国家試験卒業後の初期研修医は知識は凄いけど、臨床経験がゼロなので、戦力になりません。なので、後期研修医と指導医がつきっきりで戦力になるように指導します。それこそ、注射の仕方から、薬の選び方から、診断の仕方から、話術、ありとあらゆるものを教え込みます。 そういう2年間あって、初期研修医は、一通りの診察技術、薬の出し方、救急時の対応などを覚えるわけです。 それでも、それは、ただ、医者の基礎が出来ただけ。 本番は、これからです。後期研修医になって、きちんと専門家として専門医、ベテラン医になれるように、指導医に指導されます。 後期研修医は初期研修医が終わっているので、一通りの雑用はこなせるようになっていますので、指導医は、それをチェックするだけです。 後期研修がすすむにつれて、高度な検査、高度な手術などを叩きこまれるようになります。 まあ、ベテラン医になるには内科で10年、外科で15年ですね。
>試験通った後、臨床経験が2年とか、あった気もするのですが、そこで先輩の先生に習うのが基本、って感じなんでしょうか? そうですね。 医学部卒業後の2年間で基本的な診療科をひととおり回る初期研修をやります。 そのあと、3~5年間くらい専門医の研修をやります。 そうすると年齢的にはだいたい、30代前半ですね。 学部卒時点でも勉強量は半端ないですし、医学部でなければ学習しないことをたくさんやってきてますから、話せば知識量に驚くのは当然だと思います。 ただ、慣れた感じで診察できるのはある程度臨床経験を積まないと無理ですよね。
今日は。 Dr.は日々物凄い勉強を重ねております。 わたしの知り合いのDr.は癌の総合診療科=腫瘍内科のDr.です。が、ご自宅には物凄い本が、ズラーつと並んでおりまして、全て頭に入って居るそうです。 総合診療科のDr.は頭の中にはほほ全ての疾患は記憶してると思います。 出ないと、総合診療科は務まりません。 医学部での勉強、国家試験通過 研修期間。 此れは始まりに過ぎないと思います。 努力したく無いDr.は、其れなりですね。 記憶力も努力も全て、人並みではございません。 神か?と思う程です‥‥‥‥。 凄いですね‥‥‥‥^_^
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