子供向けのディズニー映画「アナと雪の女王」や「シンデレラ」の 英語のせりふには、高校英語がところどころに使われています。 高校英語を知らなければ、子供向けの映画も理解できません。 それもそのはずで、英語の国の子供が幼児の頃から 英語を身に付け始めて、毎日起きている間じゅう、 つまり10時間以上も、英語に触れ、英語を使い、 英語で考える生活をして6年たってもまだ小学校の途中ですね。 ましてや、日本の中高生が1日1時間程度英語を勉強して 6年たっても、英語の国の小学生にも追いつけないのは当然です。 日本の大学入試問題の英語の文章ですら、文章の内容は大人向け でも、使われている英語は、英語の国の小学4、5年生のレベル です。東大入試よりも難しい英検1級が、英語の国の中学レベルの 国語のテストのようなものです。日本の中学の国語のテストが できれば、日本の新聞や雑誌やニュースを理解したり、 それらについて自分の考えを述べることができる程度の 日本語能力があると言えるのと同じです。 500ページ以上ある英文法の「参考書」(問題集ではない)が 入学時に配布されたでしょう。配布の時期が入学時だ ということは、1年生の間に勉強しておけ、ということです。 その参考書を、範囲を決めて高1のテストに出す先生と、 配布だけして放置する先生がいますが、どっちの先生に 習おうと、参考書を自習しなければなりません。週2回の 英語表現の授業だけでは、そのような分厚い内容を カバーできないからです。 文法参考書は、高1の1年間かもう少しかけて 仕上げるものです。600ページあっても400日あれば 余裕で仕上がります。 その参考書を見るだけで頭に残ったら天才なので、 見るだけではなく、音声教材を聞きながら、何度も 声を出して読み(音読)、例文の日本語訳を見ただけで スラスラと英語に通訳できるように練習するのが 最も頭に残る方法です。 1つの文を音読するのにかかる時間は3~5秒、 20文なら1分半、それを10周すると15分。 それを1週間続ければ、各例文を70回も音読することに なるので、日本語訳を見ただけで、スラスラと英語に通訳できる ようになっているでしょう。それを毎週続けるのです。 そうすれば、1年間に1000個の例文を頭に入れることが できるでしょう。参考書から高1のテストに出す先生に 習っている場合、そのテストで高得点を取る方法が、 まさに今言った方法です。 その方法で、すべての文法事項を使って、すらすらと 英語の文が口から出るように、上の方法で練習するのです。 それが、高校の勉強と、将来役に立つ英語の勉強を同時に 向上させる方法です。その2つは、ちゃんと両立するのです。 また、大学入試問題のうち、自分の考えを英語の文章で 書き表す自由英作文が出題されるような上位大学の 入試を目指して勉強することが大切です。大学入学後に その自由英作文を口から出す練習をすれば、かなりの 内容の英語を口から出せるようになり、あなたが言っている、 「社会に出てから役に立つようにすらすらしゃべれるように」 なるための基礎練習になるからです。そういう受験勉強を した人と、記号を選ぶだけの入試の勉強しかしなかった人では、 大学入学時点で、「社会に出てから役に立つ英語」を練習するための 基礎能力に、天と地ほどの差が出てしまいます。 上記の方法で文法参考書の例文をすらすらと英語に 通訳できるようになったら、次に、このような例文集 https://www.amazon.co.jp/dp/4796110860 を、音声を聞きながら繰り返して声を出して読み、 各文の日本語訳を見ただけでスラスラと英語に通訳 できるように練習します。この本は、3人のネイティブの チェックが入っているし、内容的にも、「受験勉強を通して、 社会に出てから役に立つ英語を習得する」ための本です。 また、話す練習のためには、NHKの英語講座 https://www2.nhk.or.jp/gogaku/english/ でも、同じことをします。ラジオ番組は、 そのページの「ストリーミング」をクリックすれば、 ひとつ前の週の放送を、時間帯に関係なく インターネットで何度でも聞くことができるので便利です。 これも、テキストの日本語訳を見ただけでスラスラと 英語に通訳できるように練習したり、もっと時間があれば、 劇のせりふを覚えるみたいに、テキストを見ずに英語が 口から出るように練習します。これは1年間の講座 なので、夏休みだけというのは、あり得ません。 4月からのCD付きテキスト(または別売CD)をその 公式サイトから買えば、4月の放送分から利用することが できます。そして、この生活習慣は、大学入学以降も ずっと続けることが大切です。 そうやって練習して口からすらすらと出るようになった 英語のパターンを使って、大学入学以降に、週1回でも 英語学校や英語クラブで実際に英語を使う経験を積めば よいわけです。英語の上達には、 勉強(英語を知る)→練習(知った英語を定着させる) →経験(定着した英語を場面に応じて実際に使う) の3段階が必要であり、どれが欠けてもいけません。 そういうわけで、英語の上達のためには、夏休みの間 だけでは、まったく足りません。夏休みの間だけ スポーツや音楽などの部活動をやる人がいても、 きっと、ほとんど上達しないでしょう。それと同じです。
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