こういった組織というのは、仕事で関わりがないと分かりにくいですね。 まず「部」というのは「課」の上の組織と思ってください。単純に言うと「いくつかの課が集まって部がある」のです。で「部」というのは、本部の組織の一つなんです。 次に「本部の部は、署に行くと課になる」のです。例えば、本部の総務部は署に行くと総務課って感じです。 じゃあ「署」って何?と言われると「署」は「部」と同じなんです。署の中には「総務部」はないけど「総務課」はある。この他にも「予防課」や「警防課」などの課があります。署の警防隊や救急隊は「警防課」に属します。 本部に部隊を持つところでは、例えば「警防部」の「警防課」に属する隊があったりします。 さて、署にもいくつかの課が集まってますから「署」というのは「部」と同じ扱いになります。 「じゃあ、なんで〇〇消防部と言わず〇〇消防署なのか?」と言われると、法律でそう決まってるからなんです。 消防組織法や消防法で「消防署」とか「消防署長」という言葉が出てきます。そのため「消防署」という言葉は変えられないのです。 で、本部の部と署の課が同じなら、その下は?となりますが、署は「係」になるのが「理屈」になる訳ですが、そこまで細分化しません。 というのは、本部の課は各署の仕事を取りまとめたり、本部としての行政方針(施策)を決めるために、一つの課にそこそこの職員がいます。 けど、署にそれに対応するだけの職員を置くと、ものすごい数の職員が必要になります。 そのため、本当なら係に分けたいんだけど人がいないので、一つの係で複数の業務を担当します。そのため、本部の課の名称が署の係の名称にはならないのです。 私は消防署の総務課で総務を担当していますが、やってる仕事は本部の課でいうと総務課、庁舎管理課、人事課、会計課、施設課などの仕事をやってるんです。それもひとりで(笑) なので、本部の課の名前と同じ係を作らずに「総務担当」という業務名が割り当てられます。
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