社会人になってからは「営業先で相手がどう反応するのかわかない、意思が伝わらないから何事も上手くいかない」と悩むことがあります。 頑張り屋さんほど「こんなに頑張っているのにどうして会社は認めてくれないのだろう?」と落ち込む日々が続きます。 自分で良かれと判断し、リスクを怖れず勇気をもって実行したことが逆の評価になったりすると、そのうち仕事がわからなくなり人と関わることさえ怖くなります。 やはりなかなか捨てきれない自分だけの常識から、社会人の一般常識を身に付けるために「ビジネスマナー・講習会」などがあります。 挨拶、身だしなみ、上座下座、会話上の礼儀作法など、仕事に対するすべてを短時間で身につけなければなりません。 会社で仕事をする傍ら学ぶのは結構大変です。 ゴルフはプレーを通じてビジネスに必要な対人などのスキルを身につけることができます。 それも非常に手っ取り早く、楽しみながら覚えることが可能になります。 楽しんでいるうちに仕事上のゴルフ、いわゆる接待ゴルフなどの回数を重ねると、恥を掻くどころか驚くような成長を残す可能性もあります。 ゴルフのマナーや礼儀作法、根本的な考え方や品格という点で、若い会社員にこれほど適切な研修講座もありません。 年代も立場も違う方たちとの交流は、社内でうまくコミュニケーションがとれない企業内の上司と部下の溝を埋めるでしょう。 ある大きな観光会社の新入社員は、研修会が終わると職場配置する前にキャディの仕事をしてもらうのだそうです。 若い社員の中には「一流大学を出て、なんでキャディをしなければいけないのか?」と不満を漏らすものもいるそうです。 しかし、たった1か月のキャディ経験を済ませたとき、そんな増長した考えを持っていた人ほど成長して仕事に就くという話はとても興味深いものでした。 入社式以前に社会に対して不遜な人間が、キャディ経験から学んだ人間学を生かし、会社の大きな戦力になるとは驚きです。 若い社員の中にはゴルフのゴの字も知らない人もいるそうですが、教わるとすぐに仕事のルーティンに慣れるそうです。 新人社員たちはたくさんのお客から「接客のコツ」を紙が水を吸うように素早く吸収します。 ゴルフをプレーする客も千差万別、年齢も男女もそれこそ品格などその幅は大変なものです。 でも、ゴルフのキャディを経験すると、お客さんの心理は手に取るようにわかります。 幸か不幸かゴルフは半日という長い時間の中でのお付き合いです。 そのひとの考え方、性格、品格、教養、育ちにとどまらず、人生観から日常生活までがまるで素通しガラスのように見えるスポーツです。 若い社会人にとって、これほど世間の常識を学べる場所もほかにはないことは納得できました。 お客様のために勉強するということ 当初、たった2~3日のキャディ研修では、まだ現場ではうまく対応できません。 慣れないころは、気分を害した客(スコアが悪かった?)からキャディのせいだと皮肉られます。 とにかくグリーンのラインも読めませんし、この方なら2打目はこのクラブがいいのかな…という気の利いた行動もとれませんからね。 しかし、頭脳の若い方たちは日に日に目覚ましい働きに変わるようです。 最初はただひたすら走るだけ、ボールとクラブをキレイに拭くだけだったのが1週間で豹変します。 そもそも、ゴルフのキャディはトップレベルのプロキャディーでない限り、仕事そのものはそんな難しいものではありませんからね。 彼らはすぐにコースとゴルフのマナーなどを理解します。 社会的レベルの高い方に対してのコミュニケーション能力は格段に進歩し、品格のない方の言動にいちいち反応しない術(すべ)も身につけて、上手に受け流すことができるようになりました。 多種多様な人と接するコツを覚える 研修を続けていくうちに、どうしたらお客様が喜ぶのかのツボも発見することができるようになります。 全く住む世界の違う人たちも、高齢の男性でもその夫人でも、人種に関係なく楽しませることを身につけていきます。 学生の頃は気の合う同年代の方ばかりでしたが、いざ社会に出てみると「自分の保身しか考えない上司」や「陰口を言って評判を落とす同僚」、そして「全く相手にしてくれない取引先」などの苦難が待ち受けていますが、キャディ経験を積むことでこれら全てを楽しませ、味方につける術を身につけることができるようになります。
そんな事はない、しかし上司がゴルフ通でそれによる接待が多い環境下にあれば覚える必要はあると思う。 仕事で自腹ならする必要はありません、練習を除いて
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