現場で見ていても、採用試験が女性優遇という感じは全くしません。 社会全体の流れが、大きく変わってきたように思います。 私は勤続20年超の地方公務員ですが、私が大学に進むことを決めた1980年代の終わりごろから1990年の初めごろ(ちょうど昭和の終わりから平成になる頃)は、女性の仕事に対する考え方が、まったく違いました。 私はいわゆる共学進学校の高校から四年制の大学に進みましたが、女子の3分の2は、当然のように短大希望でした。 いわゆる一流短大を出て、一流企業の一般職になって、遅くとも24か25歳までに結婚する。それが普通の社会傾向でした。 寿退社という言葉も一般的で、そもそも結婚しても仕事を続けるというと、それだけで驚かれました。 さらに子供を産んでも働き続けるのは、本当にレアケースで、保育園も今よりずーっと少なく、共働きさえ一般的ではありませんでした。(お母さんになった人は、せいぜい日中のパートが普通でした) 私が社会学系の四年制大学に進むというと、「え?」という反応をされたものです。しかも、公務員志望ですから、「なんで? 女子なのに、あえてわざわざ?」という感じでした。 私は容姿に恵まれない女子だったので(笑)、「ああ、女性が一人で生きていくには、公務員なら、そうね、いいかもね」という反応もありましたが。 そんなわけで、当時は結婚しても、子供を産んでも仕事をしようという女子は少なく、当然、必死で勉強して公務員試験を受けようなんて女子は、そもそも非常に少ないものでした。 それが今では、女子の受験者も膨大に増え、必死さは確実に男子以上。 子供を産んでも復帰できる職場は? 転勤エリアの限られた職場は? と、女子のほうが必死で公務員試験の勉強をしているように思います。 若い同僚の女子は、大学1年から、ダブルスクールで公務員受験講座に通ったというような子ばかりです。 大学入学前の合格直後から(!)、もうすでに毎日真面目に公務員問題集を着々とこなし、コツコツ公務員試験の模擬試験を受け、面接訓練を続け、大学受験レベルの勉強を大学入学後もひたすら続けたような超真面目系女子ばかり。 「数的処理が苦手だったので、克服するために、土日も絶対、旅行先でも毎日30分ずつ問題集をこなすことを自分へのノルマにしていました」とか、「私は数的処理だけで、30冊以上の問題集を繰り返しやりましたよ。全部の問題集が、もう真っ黒です」なんて感じです。そりゃ、高得点も出すでしょうね。 一方で男子は、尻に火が付くころまで就職のことなんてなーんにも考えなかった、とあっけらかんと言う子も結構いますが。 女子だから高得点を出すのではなく、男子とは本当に必死さが違う。 昔は、女子が公務員試験の勉強をしようと思うような社会情勢ではなかったので、公務員を目指さなかっただけでしょうね。 社会全体の女子の就労に対する意識がべらぼうに上がり、女子受験者が、そもそも、ものすごく増えているように思います。
女子優遇を指摘されても仕方ない状況ではあると思います。 筆記試験は男女ともに同じくらいの倍率(むしろやや男子が高め)なのですが、 面接試験になった途端に男女の倍率に大きな違いが出ます。 基本的に女子は、面接倍率2倍未満なのですが、 男子の場合は2~3倍になることも。 全国各地で見られる事例なので、まぁ「お察し」ではあります。 実際、安倍政権のもと、新採国家公務員の女性比率を上げようとしているので、 国家公務員採用試験の女性優遇は、まぁ半ば「暗黙の了解」です。 地方自治体もここ10年で一気に採用者数を男女同数に近くしようと躍起で、ちょっとあからさまな数字になっているところもあります。 とはいえ、そんなのシラをきればオシマイなので、問題にはなりません。
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「男女雇用機会均等法」に準じて、一応、差別は 無い事にはなっいていますので、その「比率」は、 たまたまと思いますが、断定は出来ません。
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